Web担当者・三ノ宮純二

まとめ

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常務「商売にカラクリはつきものうっかりしていたよ」
「良い部下を持ったね鈴木部長」
鈴木部長「は、はあ」
萌絵「田中常務からカニの差し入れですぅ」
剛田剛「なに!カニ!!」
「…カニ…かま?」
常務メモ「カニを売るのはカンニンしたる(笑)田中」

第8回に続く

まとめ

あるネットモールでのこと。そのモールの社長が絶賛したというタラバガニを注文してみました。「定価12,000円」に×がつけられ、「4,800円でお買い得」とあります。さっそく取り寄せて、1.2kgと表示にあった冷凍タラバガニを解凍すると、900gを下回り、単純に25%が水だったと知りました。身はスカスカで味が抜けていたのは「自然解凍」が悪かったのでしょうか。

今回、紙幅の関係で掘り下げてはいませんが、「カニ御殿」はネットのポテンシャルと自社の強みに気がつきそれを活用した優秀な企業であり、アコギな商売をしているということではありません。商売にはカラクリがあります。激安にはそれなりの理由があり、高級品と同等の品質を求める方が間違っているのです。ということを「他人の芝生」ではついつい忘れてしまいます。

IT企業の代表格のようなモールの社長は、カリスマシェフでも料理評論家でもなく、グルメという噂を聞いたことのない「優秀なビジネスマン」です。そんな彼がなぜ、自社のモールに出店する「カニ屋」のカニの味を絶賛したのか? 冷静になればわかることです。これも「カラクリ」です。

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