正しいSEO相談室

ページランクは今でもSEOには重要な指標?

あなたの不安をプロが解消 正しいSEO相談室 SEM総合研究所分室

誰もが実践できるSEO。でも意外と間違った認識を持っている人も多いのでは?
そこでみなさんが抱えているSEOの不安や疑問をプロが解消します。

[質問]PageRank(ページランク)は今でもSEOには重要な指標?

イメージ画像

ブログや検索エンジン関連のフォーラムを見ていると、「PageRankって重要だよ」と言う人と「PageRankはもう意味がないよ」と言う人の両方がいる。これはSEMを専門とする会社でも同様だ。これではSEOを外注したい人や自分で取り組んでいる人はPageRankをどう考えればいいか困ってしまうだろう。

この問題は、そもそも「PageRankとは何か」の定義が人それぞれであることが原因だ。ここでPageRankを「リンクを支持投票とみなし、リンクの数と質を通じてページの重要度を判断する指標」と定義してみよう。これは2000年〜2003年頃のGoogleのPageRank技術に近いものがある。しかしGoogleはその後、関連性や時間軸という概念をリンク分析に追加するとともに、検索エンジンスパマーに対抗するために、リンク分析精度を向上するためのフィルタリングを数多く導入した。この結果、かつての(先ほど定義した)PageRankと比較すると、非常に複雑・高度化した仕組みになっている。

つまり、この新たに追加された技術も含めてGoogleが用いるリンク分析システムを総称して「PageRank」と呼ぶのであれば、「PageRankは今でも重要」と言えるし、逆にこれら追加されたフィルタリングなどはPageRankには含まれないとすれば「PageRankはさほど重要ではない/まったく重要ではない」と言えるのだ。

ちなみに筆者自身は後者で「PageRankは単なる目安」程度にしか見ていない。ページ間のリンクの関連性や、いつリンクが張られたかなどの時間軸が見られるようになった現在、私たちが唯一可視的に閲覧できるGoogleツールバーが表す緑色のバーなどまったく意味がないのだ。しかし、PageRankを見れば、ネット上におけるそのサイトの大雑把な人気度を知ることくらいは可能だろう。その程度にしか利用していない。

※この記事は、『Web Master 完全ガイド Vol.2』 掲載の記事です。

※記事の内容は、執筆時点のものです。検索エンジンの仕様は頻繁に変わるため、将来においてもこの内容がそのまま該当することは保証できません。

あなたの疑問・質問を募集 SEO相談室で相談したいこと、取り扱って欲しい内容があれば件名に「SEO相談室」相談係と書いてメールにてお送りください(宛先:web-tan@impressrd.jp)。

※本連載の質問受付は終了いたしました。今後の企画をご期待ください。

この記事が役に立ったらシェア!
メルマガの登録はこちら Web担当者に役立つ情報をサクッとゲット!

人気記事トップ10(過去7日間)

今日の用語

リードジェネレーション
リードは潜在顧客のことで、ある特定の商品、サービスに関心がありそうなユーザーもし ...→用語集へ

インフォメーション

RSSフィード


Web担を応援して支えてくださっている企業さま [各サービス/製品の紹介はこちらから]