売主別中古マンション値上がり率ランキング(関西版)【2026年公表】- 梅田エリアの再開発が値上がりを牽引 新築時の約4.3倍で取引された物件も -

分譲マンション購入・売却検討者33万人を有する分譲マンションのセカンドオピニオンサイト「住まいサーフィン」(https://www.sumai-surfin.com/)は、売主別中古マンション価格の値上がり率ランキングを発表します。「住まいサーフィン」は不動産ビッグデータを活用しコンサルティングを行う、スタイルアクト株式会社(東京都中央区・代表取締役:沖有人)が運営しています。
■調査概要■
本調査は、2008年から2024年に竣工した関西圏(滋賀、京都、奈良、和歌山、大阪、兵庫)の新築分譲マンションを対象に、各住戸の新築分譲時の価格と、2025年4月から2026年3月までの1年間に売買された中古マンションデータを対象に、新築時と中古売出価格を住戸単位で詳細比較し、値上がり率を算出しました。関西圏で30棟以上のサンプルがあるデベロッパーを対象に、上位10社をランキング形式で公表いたします。
■調査結果■
関西売主別値上がり率ランキング、積水ハウスが首位関西売主別値上がり率ランキングでは、1位は積水ハウス(58.3%)、2位は住友不動産(51.9%)、3位は京阪電鉄不動産(48.6%)、4位は伊藤忠都市開発(44.9%)、5位は三菱地所レジデンス(44.7%)となりました。
<図表:関西売主別中古マンション値上がり率のランキング(サンプル棟数30棟以上)>

1位の積水ハウスは、値上がり率58.3%で首位を獲得しました。関東版でも7位(72.4%)にランクインしており、両地域で高い値上がり率を実現しています。大阪駅前の大規模複合開発「グランフロント大阪」内の「グランフロント大阪オーナーズタワー」(331.5%)を筆頭に、「グランドメゾン新梅田タワー」(148.3%)、「グランドメゾン京町堀タワー」(119.0%)と、いずれも大阪市中心部を代表するエリアの物件です。サンプル棟数42棟・事例数275件と、上位では比較的小規模な母数ながら、高い値上がり率でトップに立ちました。
2位の住友不動産(51.9%)は、「シティタワー神戸三宮」(159.4%)、「シティタワー梅田東」(112.2%)、「シティタワー大阪天満」(110.3%)と、神戸市・大阪市にまたがる物件が高水準となりました。事例数690件と全社中最大の事例数を誇り、幅広いエリアで安定した需要を集める物件を供給していることがうかがえます。
続く3位は京阪電鉄不動産(48.6%)。「ザファインタワー梅田豊崎」(128.8%)、「ラフィネス西宮北口ノースコート」(102.4%)、「ファインフラッツ北浜」(80.4%)と、大阪市北区・中央区から兵庫県西宮市まで、幅広いエリアで存在感を示しました。京阪沿線にとどまらず、大阪市中心部や兵庫県内でも高い資産性を持つ物件を展開していることが分かります。
伊藤忠都市開発は、44.9%で4位にランクイン。「クレヴィアタワー中之島」(135.8%)、「クレヴィア南森町」(121.2%)、「クレヴィア扇町公園」(112.8%)と、大阪市中心部の物件が上位を支えました。いずれも利便性の高いエリアに位置し、高い資産価値を維持しています。
5位は三菱地所レジデンス(44.7%)で、関東版でも6位(78.0%)にランクインしており、両地域でトップ10入りを果たしています。上位に付けたのは「ザ・パークハウス中之島タワー」(194.2%)、「ザ・パークハウス新大阪」(134.8%)、「ザ・パークハウス谷町五丁目」(134.0%)、と、大阪市内の主要エリアの物件です。
続く6位はオリックス不動産(44.5%)。「ザ・サンクタスタワー」(194.1 %)、「グランサンクタス淀屋橋」(159.6%)、「サンクタス四条烏丸スティーロレジデンス」(129.2%)と、大阪だけでなく京都にも展開する物件が高水準の値上がり率を記録しました。
7位の三井不動産レジデンシャル(43.1%)は、「パークタワー梅田」(182.3%)が牽引しました。関東版では3年連続1位(88.3%)を獲得している同社ですが、関西でも上位10社にランクインしており、両地域で高い開発力を発揮しています。
8位の野村不動産(41.3%)は「プラウドシティ新大阪」(128.8%)、9位の大和ハウス工業(40.2%)は「プレミスト新町」(139.0%)、10位の阪急阪神不動産(38.2%)は「ジオ天六ツインタワーズ」(141.9 %)が値上がり率を牽引しました。
■値上がり物件から見えるエリア傾向
今回の値上がり物件を横断的に見ると、大阪市北区、とりわけ梅田エリア(大阪駅周辺)の物件が件数・値上がり率ともに突出しており、売主の違いを超えてエリア自体の強さが際立つ結果となりました。対象物件のうち、梅田周辺エリアの物件の平均値上がり率は87.2%に達しています。関西で最大の値上がり率を記録した「グランフロント大阪オーナーズタワー」(331.5%・積水ハウス)や、「グランドメゾン新梅田タワー」(148.3%・積水ハウス)など、梅田エリアでは大規模再開発によるエリア価値の向上に伴い、周辺マンションの資産価値が大きく上昇しています。 また、大規模再開発では複数のデベロッパーが参画する共同開発(JV)となるケースも多く、個別企業の枠を超えた街づくりがエリア全体の価値向上につながっています。
一方、神戸市三宮エリアでは、住友不動産の「シティタワー神戸三宮」(159.4%)が大阪市内の上位物件に匹敵する値上がり率を記録しました。同物件は最高部190m・地上54階建てで、兵庫県内で最も高い分譲マンションであり、竣工時には「神戸の新ランドマーク」とも評されました。地域を象徴するランドマークマンションは資産価値が維持・向上しやすい傾向があり、今回の結果はこれを裏付けるものといえます。
中古値上がり率:新築販売時と中古売り出し時のマンション価格を比較し、価格が上がったか下がったかを%で表現したもので、マンションの資産価値を示しています。計算式:中古値上がり率=中古売出価格/新築時価格-1
※JV物件については、代表事業者となる売主の実績として算出しています。ただし、代表事業者の特定が困難な一部物件は集計対象外としています。また、少数事例による誤差を抑制するため、総戸数10戸未満のマンションならびに事例数が5件未満のマンションは除外しています。
上記を満たすマンション数を30棟以上販売した売主上位を公表しています。
本ランキングは「住まいサーフィン」にて公開しています(※11位~20位は会員限定で閲覧いただけます)。
https://www.sumai-surfin.com/price/increase-rate/developer/touraku-kansai/
関東版のランキングもあわせて公開しております。
https://www.sumai-surfin.com/price/increase-rate/developer/touraku/
◆マンション情報サイト『住まいサーフィン』マンションの無料会員制セカンドオピニオンサイト。2004年より会員制に移行し、マンションの売買をする時に知りたい情報を”見える化”し、購入・売却検討者が知ることが難しかった不動産情報を得られる。マンションの査定価格・相場情報と会員の物件評価・デベロッパー評価などの豊富なコンテンツを持つ。
中古マンション販売データ約300万件、賃貸データ約1.1億件を保有し、会員数は約33万人(2026年8月時点)を超える業界最大級の不動産ビッグデータカンパニーとして、不動産情報を調査・分析するスタイルアクト株式会社が運営している。

https://www.sumai-surfin.com/

◆スタイルアクト株式会社代表 沖有人1988年、慶應義塾大学経済学部卒業後、監査法人系・不動産系のコンサルティング会社を経て、1998年に現スタイルアクト株式会社を設立。住宅分野において、マーケティング・統計・ITの3分野を統合し、日本最大級の不動産ビッグデータを駆使した調査・コンサルティング・事業構築を得意としている。設立当初から運営している分譲マンション価格情報サイト「住まいサーフィン」の会員数は、現在33万人を超える。中でも、自宅投資の基礎や今後の不動産市況などを沖自ら解説している「沖レク動画」は人気コンテンツとなっている。
『新版 マンションは10年で買い替えなさい』(朝日新書)、『眠れなくなるほど面白い 図解 マンションの話』(日本文芸社)など著書多数。
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