株式会社アクティブコア

2007年11月26日 18:31

サイト訪問履歴から
リスティングやバナー広告の効果を測定

ネットでの広告などの活動の費用対効果を考える上でコンバージョン比率が指標として利用されることが多いが、この数字は常に効果を正確に反映しているとは限らない。

一回の訪問でコンバージョンにいたるユーザーは少なく、最初はバナーや検索エンジンを通してサイトを訪れ、ブックマークだけしておいてサイトを離脱し、次回以降に直接飛んできて購買というアクションを起こすケースも多いからだ。こうしたユニークユーザーの行動履歴を把握していかないと、バナーや特定のキーワードからの来訪者は直帰ばかりで、広告の果たした役割が見えてこないというケースも少なくない。

アクティブコアのac cruiserはユーザーのアクション履歴を記録することで、数回目の訪問で購買に結びついたユーザーが、それ以前にどんな経路でアクセスしてきたかを測定できるASPサービスだ。

多様なレポートを用意しており、時系列での広告効果測定や、数千から万単位に達するリスティングキーワードの直観的な管理なども可能になる。

SEOとSEMの両面からのアクセス解析が実現できるため、トータルなWebマネージメントが可能になる。通販や旅行、人材派遣、不動産、金融などの分野でサイトを重要視している企業や広告代理店などによく利用されている。

コンバージョン成立にいたる複数アクセスの解析が可能

サイト訪問者の属性などに合わせて
効果的なイメージ素材を表示

また、この10月にリリースされたad insightは、ユーザーの行動パターンにあわせて効果的なコンテンツなどのターゲティング配信を実現できる。通常のLPOは訪れるユーザーを一律に処理してリンク表示などの最適化を図るが、ad insightはユーザーを過去のクリック率やコンバージョン率などの行動履歴で分類し、ランディングページ以外でも異なるGIFやJPEG、Flash、テキストなどの素材を表示することができる学習機能を持った自動最適化のサービスだ。

分類は潜在客や見込み客といったステータスでも可能だし、IPアドレスから都道府県を判別し地方別に表示を切り替えたり、性別や年齢、家族構成などのユーザー属性で異なる素材を表示することも可能だ。

オンラインショップなどではすべての商品が同一のユーザーに向けたものではないため、ターゲット分類ごとに購入の可能性が高いと思われる商品のイメージなどを表示することが可能になる。

ac cruiserとは同一のインフラで共通したJavaScriptタグを利用できるため、ac cruiserによるユーザー行動分析と組み合わせることで、よりマーケティングに合致した企業のWeb戦略の実現をサポートできる。利用料金はそれぞれ月額52,500円から。