MMD研究所がMNPに関する利用動向調査:約9割がMNPを利用せず
モバイルを中心にメディアレップ事業・広告代理事業を手がけるアップデイト内に設置しているMMD研究所(モバイルマーケティングデータ研究所)は3月22日、「MNPに関する利用動向調査 part2」の結果を公表した。
調査は3月9~12日の間、stratationが運営する無料ホームページ作成サービス「00HPメイカー」、オウケイノーツが運営する「みん
なの恋愛相談」他、計12社、モバイル13サイトの協力で行われ、8672人から有効回答を得た。
調査の結果、携帯電話の所有率は83.3%が「1台のみ」と回答。「同じキャリアで2台以上持っている」が6.8%、「異なるキャリアで2台以上持っている」は6.9%で、携帯電話を複数台所有している人は約17%に留まった。
MNPの利用については、「利用した」の2.5%に対して「利用していない」が87.2%と、約9割のユーザーがMNPを利用していないという結果となった。また、「MNPがわからない」が9.4%で、MNPのPRが盛んに行われていたにもかかわらず、約1割の回答者がMNPを理解していないという結果となった。
MNPの利用理由でもっとも多かったのは、「割引プラン(家族割など)が魅力的」(39.5%)。以下、「料金プランが魅力的」(33.5%)、「携帯端末のデザイン(色・形など)が魅力的」(32.1%)の順。
キャリア変更後の満足度について、「満足」と答えたのは58.1%。MNP利用者の約6割が乗換後のキャリアに満足している結果となった。また、「ふつう」が32.1%、「不満」が9.8%と、不満と述べたMNP利用者は約1割にとどまり、約9割のMNP利用者が乗換後のキャリアに合格点を示した。
MNPを「利用していない」と答えた回答者をのうち、今後の利用意向について、「利用したい」が13.6%、「利用するつもりはない」が86.4%。MNP利用経験者は2.5%だったのに対し、今後利用を検討している回答者は1割以上の結果だった。また、キャリア別では、auでは「利用したい」が9.3%と1割未満であるのに対し、SoftBankでは「利用したい」が27.2%と、利用意向に差が表れた。
今後もMNPを「利用するつもりがない」と回答したユーザーのうち、その理由を問う質問で、「今のキャリアに満足」以外で目立った意見として、「割引サービス(年間割引など)を引き継げない」が39.2%、「手数料がかかるため」が23.5%、「料金体系がわからない(比較ができない)」が16.4%と、料金プランや割引のようにお金が関係する理由が多かった。また、「メールアドレスを教えるのが面倒」が33.9%、「変えるのが面倒」が33.0%と、変更自体に煩わしさを感じるという意見も目立った。
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