Visional
~地域金融機関×M&Aプラットフォーム×地元企業の3社連携による全国初の公募モデルを実現~ 第一弾としてGLIONグループの公募受付を開始
Visionalグループの株式会社M&Aサクシード(所在地:東京都渋谷区/代表取締役社長:金 蓮実)は、りそなグループの株式会社みなと銀行(本社:兵庫県神戸市、代表取締役社長:持丸 秀樹)と連携し、地域の中堅・中小企業オーナーの事業承継を支援する新たな取り組み「
公募M&Aプロジェクト」を本日開始しました。
本プロジェクトは、譲受企業があらかじめ社名や戦略、M&A方針を明示したうえで譲渡企業を公募する「譲受企業先行開示型(逆指名型)」を採用しています。地域金融機関、M&Aプラットフォーム、地元の事業会社が3社連携するスキームは、全国初(※1)のモデルであり、本スキームを通じて地域企業の持続的成長を力強く支援してまいります。
第一弾として、兵庫県神戸市に本社を置くGLION(ジーライオン)グループが公募企業として参画します。公募期間は、2025年11月18日(火)から2026年2月18日(水)までで、事業を譲りたい企業は、匿名で応募が可能です。
※1:M&Aサクシード調べ(2025年11月時点/地域金融機関、M&Aプラットフォーム、地元企業が連携したM&A公募プロジェクトとして)
【プロジェクト背景】 地域金融機関の「信頼」を基盤に、M&Aへの不安を払拭
中小企業庁によると、2025年に全国で約245万人の経営者が70歳を超えるとされており(※2)、後継者不在による廃業リスクが深刻化しています。
M&Aサクシードは、M&Aをオープンにし、経営の選択肢としてM&Aを選べる環境づくりを目指し、法人限定のM&Aプラットフォームを提供しています。しかし、地域の中堅・中小企業オーナー経営者の中には依然としてM&Aに不安を感じる方も少なくありません。
具体的には、M&Aプラットフォームの活用に対するハードルや、譲受企業の意図が初期段階では見えづらく「どんな相手に託すのか」という不安感など、心理的な障壁が存在しています。
これらの課題に対し、地域のオーナー経営者にとってM&Aを身近で安心できる選択肢にするために、地域で最も信頼されるパートナーである金融機関との連携が不可欠であると考え、今回の公募プロジェクトの実現に至りました。
※2:中小企業庁「中小企業・小規模事業者におけるM&Aの現状と課題」
https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/kenkyukai/hikitugigl/2019/191107hikitugigl03_1.pdf
【特徴】
1. 地域金融機関との連携
「M&Aサクシード」というオープンなプラットフォームの仕組みに、地域に深く根ざしたみなと銀行が「つなぎ役」として参画し、地域企業との日常的な接点や信頼関係を活かし、譲受および譲渡企業の発掘やマッチング支援を担います。これにより、公募が単なる案件募集ではなく、地域経済の活性化を目的とした取り組みであることが明確になり、M&Aに不安を感じる地域のオーナー経営者の心理的な抵抗感を軽減します。
2. 譲受企業が先に情報を公開
譲受企業が、自社の事業内容、経営理念、M&Aに対する方針、承継後の支援体制などを事前に明示します。売却を検討するオーナー経営者は、どのような企業がどんな目的でM&Aを検討しているのかを理解したうえで、相談・応募が可能です。M&Aのプロセスにおける初期段階の不透明さを解消し、経営者が安心して初めの一歩を踏み出せるよう支援します。
なお、事業を譲りたい企業は、応募から成約前まで無料で「M&Aサクシード」を利用できます(成約して初めて料金が発生する完全成果報酬制)。
【第一弾 公募概要】

第一弾として参画するGLIONグループは、兵庫県神戸市に本社を置く企業グループです。1986年の創業以来、自動車関連事業を中心に全国で事業を展開し、現在は国内外435拠点、グループ152社、従業員5,000人を超える規模に成長しています。
主力事業は自動車ディーラー事業であり、BMW、フェラーリ、マセラティ、ランボルギーニなどの輸入車ブランドから、日産、三菱、スズキなどの国産車ブランドまで33ブランドを取り扱っています。また、ホテル・旅館・飲食・ブライダル・文化・教育など、地域に根ざした多様な事業を展開しています。大阪港の赤レンガ倉庫を活用したGLION MUSEUMや、神戸の神戸北野ノスタなど、地域文化や観光振興にも積極的に取り組んでいます。
【各社コメント】

GLIONグループ 代表取締役社長 菊地 秀武氏M&Aは“買うこと”が目的ではなく、“共に成長すること”が目的です。お互いの強みを生かして、次の時代に向けた新しい事業を生み出していきたいと考えています。
GLIONグループは、単なる事業承継ではなく「社員が安心して働ける環境づくり」と「地域貢献の継続」を大切にしています。事業を託す相手を探すことは、経営者にとって大きな決断です。そうした経営者の想いを丁寧に受け止め、誠実に向き合います。まずは、今抱えている課題や希望をお聞かせください。

株式会社みなと銀行 代表取締役社長 持丸 秀樹氏兵庫県では後継者不在による廃業リスクが深刻化しており、地域経済の持続的な発展に向けた事業承継支援は急務です。今回、M&Aサクシード様のご協力を得て、公募M&Aプロジェクトを開始できることを大変心強く感じております。第一弾では、地元を代表するGLIONグループ様に買い手企業として名乗りを上げていただき、売り手企業を公募します。買い手の顔が見えることで、通常は表に出にくい企業も安心して応募でき、より本質的なマッチングが可能になります。みなと銀行は地域金融機関として、地域の皆さまとの信頼関係を活かし、円滑な事業承継を支援することで、地域産業の未来を守り、地域経済の活性化と安心できる社会の実現に貢献してまいります。

株式会社M&Aサクシード 代表取締役社長 金 蓮実M&Aサクシードは、法人限定のM&Aプラットフォームを運営しています。私たちは、M&Aを「企業の売買」ではなく、「想いを未来へつなぐための出会い」と捉えています。「オープンでフェアなM&A市場」を実現し、すべての経営者が納得のいく意思決定をできる社会を目指しています。
経営者が長年の努力で築き上げた事業を、安心して次の世代につなぐことは、個々の企業だけでなく、地域社会全体にとっても大きな意義があります。今回の取り組みは、M&Aをよりオープンで信頼性の高い仕組みに進化させ、経営者が納得して未来を選べる社会を実現するための新しい一歩です。
M&Aサクシードは、地域金融機関や地元企業との連携を通じて、経営者が安心して相談できるM&A環境を全国に広げてまいります。
【法人限定M&Aプラットフォーム「M&Aサクシード」について】
「M&Aサクシード」は、譲渡企業と譲受企業をオンライン上でつなぐ法人限定M&Aプラットフォームです。法人会員として登録された譲受企業だけが案件情報にアクセスでき、交渉段階では専門知識を持つ専任担当者がサポートすることで、安心のM&Aをご提供します。譲渡検討企業のオーナー経営者は会社・事業概要を匿名で登録し、譲受企業から直接オファーを受け取ることができます。譲受企業も自ら能動的にオファーを送ることができ、M&Aのオープン化を実現しています。また、譲渡未検討・検討初期段階のオーナー様向けに”プレ市場”も提供しており、自社の市場価値を把握し、経営の選択肢の一つとしてM&Aを早期から検討することできます。全国の譲渡検討案件が累計20,000件以上(掲載中3,800件以上)登録され、利用中の譲受候補企業は10,500社以上です。(2025年10月時点)
URL:
https://ma-succeed.jp/
【株式会社M&Aサクシードについて】
「人生を託せる、出会いのために。」をミッションとし、法人限定M&Aプラットフォーム「M&Aサクシード」を運営。同サービスは、2017年11月に株式会社ビズリーチの新規事業としてサービスを開始。2020年2月、グループ経営体制移行にともない新設したビジョナル・インキュベーション株式会社が2021年10月まで運営。組織再編にともない、2021年11月より、株式会社M&Aサクシードとして、ミッションの実現を目指す。
【Visionalについて】
「新しい可能性を、次々と。」をグループミッションとし、HR Tech領域を中心に、産業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するさまざまな事業を展開。「ビズリーチ」をはじめとした採用プラットフォームや、社内スカウトで人材流出を防ぐ「社内版ビズリーチ」、人財活用プラットフォーム「HRMOS」シリーズを中心に、企業の人的資本データプラットフォームの構築を目指す。また、M&A、物流Tech、サイバーセキュリティの領域においても、新規事業を次々に立ち上げている。
URL:
https://www.visional.inc
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