W3CがWebの国際標準規格「Internationalization Tag Set 1.0 」を公開

神野恵美(Web担 編集部)

2007年4月4日 18:09

World Wide Web Consortium (W3C) は4月4日、国際化されたXMLコンテンツの実現を容易にする最新のWeb標準として「Internationalization Tag Set (ITS) 1.0 」をW3C勧告として公開した。

「Internationalization Tag Set (ITS) 1.0 」は、特定の地域における言語や文化等の要件を満たすようにコンテンツのローカライズを低コストで実現するWebの国際標準規格。国際化に対応したXMLのスキーマをゼロから設計、構築できるだけでなく、既存のスキーマを国際化対応させたり、既存のコンテンツにおける国際化対応を容易にするなど、世界中で利用可能なXMLコンテンツの制作が可能だ。

さらに、既存のXML文書における国際化への対応が一切の変更を加えずに可能。ITS 1.0 において定義される強力な機能との関係を記述することにより、XHTMLやDocBook、DITA といった旧来からのコンテンツ資産についても、ITS 1.0に対応したローカライズツールを用いることで、低コストで取り扱えるようになる。

World Wide Web Consortium
http://www.w3.org/

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