オウンドメディアの記事、読者に向けて丁寧に書く? AIに向けて量産する?
SEO担当者の質問に、SEOのエキスパートである住 太陽さんが実践的で有効な解決法を答えます。今回のテーマは「オウンドメディアの記事、読者に向けて丁寧に書く? AIに向けて量産する?」です。
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ひとりで頑張るSEO担当者さんの悩みに答える本連載。今回の質問は「オウンドメディアの記事、読者に向けて丁寧に書く? AIに向けて量産する?」です。
この回答は「記事数が少なくなっても、実際の読者に向けて書きましょう」です。
に対する回答は
「記事数が少なくなっても、実際の読者に向けて書きましょう」です
読者に向けて書くか? AIや検索エンジンに向けて書くか?
今回の質問は「オウンドメディアの記事、読者に向けて丁寧に書く? AIに向けて量産する?」というもので、ペンネーム「パクリライト記事懐かしいですね」さんが寄せてくださいました。ありがとうございます。「パクリライト記事懐かしいですね」さんはベンチャー企業の一人マーケターで、オウンドメディアも担当しており、「記事の追加が少ない」と指摘されているとのことです。
AIや検索エンジンに読ませることを目的にした記事をAIで粗製濫造すれば、もちろん記事数は増やせます。しかし、「パクリライト記事懐かしいですね」さんはマーケターとして「この人・この企業の話だから読みたいと思わせるコンテンツ」を志向し、週1〜2本に絞って新しい記事を公開しているといいます。個人的には、この姿勢に賛成です。
粗製濫造より読者とのつながり
AIや検索エンジンに向けて書いたコンテンツでウェブサイトへのトラフィックが得られたのは、過去の話になりつつあります。ユーザーは、AIチャットの回答や、検索結果に表示されるAIによる概要を見るだけで用が足りることが増え、ウェブページを訪問しなくなっています。検索ボリュームが大きい一般論のコンテンツであればあるほど、この傾向は強くなります。
そんな中でオウンドメディアを運営するなら、個人的には「実際の読者に向けて、企業や書き手の姿勢や考え方が伝わる内容を届け、読者とのつながりを深める」方向に振り切るべきだと思います。検索流入を当てにするのではなく、定期的に読む読者をこつこつ増やしていく方向です。ウェブメディア単体の運用ではなく、SNSやニュースレターと連動させるのもいいでしょう。
オウンドメディアは本来の姿へ
オウンドメディアというとウェブサイトを思い浮かべがちですが、本来オウンドメディアとは、自社が所有し、完全にコントロールできる媒体すべてを指します。SNSアカウントやYouTubeチャンネル、ニュースレターなどのオンライン媒体だけでなく、オフラインの看板、パンフレット、カタログなども含みます。これらを使って、顧客や見込み客とのつながりを深めるのがオウンドメディアの役割です。
AI時代の到来によって、通りすがりの検索ユーザーを連れてくることは難しくなりました。これを、オウンドメディアを本来の姿に立ち戻らせる機会と捉えるといいと思います。「パクリライト記事懐かしいですね」さんはいち早く「この人・この企業の話だから読みたいと思わせるコンテンツ」を志向したとのことですから、とても素晴らしいと思います。
まとめ
顧客や見込み客とのつながりを深めるためにオウンドメディアを運営する場合、短期的に良い結果が得られることはまずないと思います。人間とのつながりは、わずかな回数の接触で簡単に深まるものではないからです。そのため、オウンドメディアのあり方を見直す時期は、早ければ早いほどいいでしょう。
また、オウンドメディアの効果は長期的に発揮されるものですから、購入や再購入の意思決定に時間がかかる製品やサービス、ライフタイム・バリュー(顧客生涯価値)が高い製品やサービスを扱っている場合に向いています。自社の商材が長期的なオウンドメディア運営に向いているなら、顧客や見込み客とのつながりを深められるコンテンツを、うるさがられない頻度で配信していくことをおすすめします。
P.S.
本コーナーでは、読者の質問にお答えしています。誰にも聞けずに困っていること、現場で感じるふとした疑問など、どしどし質問をお寄せください。

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