コンテンツは情報提供型よりも、導入事例や独自の視点のものを優先したい。社内を説得するには?
SEO担当者の質問に、SEOのエキスパートである住 太陽さんが実践的で有効な解決法を答えます。今回のテーマは「コンテンツは情報提供型よりも、導入事例や独自の視点のものを優先したい。社内を説得するには?」です。
9月3日 7:05
ひとりで頑張るSEO担当者さんの悩みに答える本連載。今回の質問は「コンテンツは情報提供型よりも、導入事例や独自の視点のものを優先したい。社内を説得するには?」です。
この回答は「AI検索の影響を可視化することで、説得できます」です。
に対する回答は
「AI検索の影響を可視化することで、説得できます」です
従来は極めて効果的だった「情報提供型コンテンツ」
今回の質問は「コンテンツは情報提供型よりも、導入事例や独自の視点のものを優先したい。社内を説得するには?」というもので、ペンネーム「赤ちゃんマン」さんが寄せてくださいました。いつもありがとうございます。
従来であれば、情報提供型のコンテンツは検索流入も多く、サイト内の動線を適切に設計してあれば、多くのリードの獲得につなげることができました。しかし現在、一般的な疑問に答える一般論のコンテンツを作成しても、AIによる概要に阻まれて検索流入はわずかしか得られません。
赤ちゃんマンさんがおっしゃるように、今後は導入事例のように自社の実績や強みが伝わるコンテンツや、読者に自社の価値観が伝わる独自の視点のあるコンテンツを増やしていきたいところです。回答としては「AI検索の影響を可視化することで、説得できます」となります。
実際のデータから、ゼロクリック検索の影響を可視化する
サーチコンソールで見られるデータを整理すれば、他のサイトでも得られるような一般的な知識を提供するコンテンツのクリック率が下降傾向にあることがわかるはずです。また、アナリティクスなどのデータを見れば、そうしたコンテンツを起点とするコンバージョン数が減少していることもわかるはずです。
こうしたデータを見れば、知識提供型コンテンツの効果が下がっていることを明らかにできるでしょう。またもし、導入事例のコンテンツや独自視点のあるコンテンツがすでにサイト内にあるなら、それらへの流入数やコンバージョン貢献度なども可視化できます。それらを比較すれば、事業へのインパクトとして重要なものがわかるはずです。
AIに消費される側からAIに推薦される側に移行する
一般的な知識を提供する情報は、ユーザーからすれば検索結果画面でAIが要約したもので十分で、検索結果上で疑問を解消できてしまいます。そのため、サイトの運営側としては、サイト内の情報提供型コンテンツが流入や認知と結びつきにくくなっているのが現実です。AIに消費されて終わりになってしまうというわけです。
その一方で、導入事例や、自社ならではの視点や意見などは、AIが「おすすめの製品・サービス」として回答を生成する際の根拠として使用されます。AIからの推薦を得ることは、今後の認知やコンバージョンの獲得手段として極めて有効です。こうした状況については、社内に実際のAI概要を見せれば、説明が可能でしょう。
まとめ
事例を充実させることは、あらゆる面から極めて重要です。AIが推薦の根拠に使うだけでなく、自然検索でも強いニーズをもった訪問者を引きつける効果があり、サイトの訪問者から信頼を得る材料にもなります。さらに、営業部や宣伝部が社外向けに使用する資料やメルマガ、広告LPにも転用が可能です。一石で三鳥も四鳥も狙える最重要コンテンツです。
こうしたことから、まずはしっかりしたストーリーのある導入事例を充実させることを、社内に提案してみることをおすすめします。どう転んでも間違いなくプラスになるものですから、ほとんど反論の余地はないものと思います。
P.S.
本コーナーでは、読者の質問にお答えしています。誰にも聞けずに困っていること、現場で感じるふとした疑問など、どしどし質問をお寄せください。

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