AIで自社ブランドを引用してもらうには? 押さえておきたい3つのステップ
AIで自社ブランドを取り上げてもらうには、何をすればいいのか。既存の引用元を手がかりに、AIサイテーションを増やす方法を紹介。
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「AIサイテーション」を構築し、ChatGPTやGeminiで表示されるようにする方法を学ぼう。
「AIサイテーションとは何か」から始め、「プロンプトの調査」「ソースの分析」「積極的アウトリーチ」により、AIの回答で自分のブランドが参照されるようにする方法をチャーリー・マーチャント氏が解説する。
ホワイトボード・フライデーへようこそ。私はチャーリー。Exposure NinjaのCEOを務めている。今回はAIの回答で引用されやすくするための“AIサイテーションビルディング”について、その内容と実際のやり方を紹介する。
君はビジネスやクライアントのために、ChatGPTで自分のウェブサイトがもっと上位に表示されればいいのにと思ったことはないだろうか? サイテーションビルディングは、それを実現するのに役立つものだ。
AIサイテーションとは
「サイテーション」とは、AIが生成する回答の中で情報源として参照されるウェブページのことだ。ChatGPT、Gemini、Perplexity、その他のAIプラットフォームでサイテーションを確認できる。ほとんどの場合、自動的に表示されるわけではない。たとえばChatGPTでは、下部に次のようなツールバーがある。
「…」ボタンから「ソースを表示」をクリックするとサイドパネルが開き、AIがその回答を生成する際に引用したすべての記事が表示される。
これらの記事で引用されるということは、君が戦略に基づいて重視するAIの回答に君のウェブサイトが表示され、ユーザーの目にとまりやすくなるということだ。
なぜAIの回答で引用してもらう必要があるのか
では、なぜこうしたAIの回答に自分のビジネスを表示してもらう必要があるのだろうか? それは、ChatGPT、Gemini、PerplexityなどのAIプラットフォームからバイヤージャーニーを始める人が増えているからだ。ChatGPTだけでも毎日約25億件の検索が行われている。それに、これらのプラットフォームで検索しているユーザー層の属性についても少し気になるだろう。
ChatGPTでは、実際にChatGPT内でバイヤージャーニーを始める確率が最も高いのは次の若年層だ:
- 18歳~24歳
- 25歳~34歳
- 35歳~44歳
ただ、ChatGPTはバイヤージャーニーだけでなく、あらゆる目的で使われていると思った方がいい。
ChatGPTで行われる検索の約49%はユーザーによる質問であることがすでにわかっている。それは検討中の製品やサービスを比較するための質問かもしれない。あるいは、極めてトップ・オブ・ファネル(TOFU、ファネル上部)の質問をしながらバイヤージャーニーを始めているのかもしれない。
ChatGPTで表現豊かな会話を交わしたり、おそらくは個人的なアドバイスを求めたりしているのはわずか11%に過ぎない。
残りの約40%はメールの作成やブログ記事の構成案作成といった作業のためにChatGPTを利用している。
AIに引用してもらう必要がある理由がわかったところで、次に「どういった内容に対して引用してほしいのか」を決め、それらのサイテーションが「実際にどのようなものかを把握する」必要がある。
AIサイテーションを構築する方法
では、どうすればよいのだろうか? まずは、ChatGPTやその他のAIプラットフォームで表示させたい場合のプロンプトを決める必要がある。3つのステップで解説しよう:
それぞれ解説していく。
ステップ1重視するプロンプトを決める
重視するプロンプトを決める第一歩は、SEOのキーワード調査の場合と同じように進めればいい。グーグル検索で使われている初期の検索ボリュームを明確に把握できる。そこから、たとえば次のような方法で顧客の調査をしてみよう:
- 顧客に電話をかけたりメールを送ったりして、どのように質問するのかを把握する
- 自分の営業チームやマーケティングチームと話して、顧客がよく使う言葉を把握する
- RedditやQuoraなどのフォーラムを確認する
そのうえで、調査したキーワードを自然な言葉に置き換え、ChatGPTなどのAIによる回答で表示させるために重視するプロンプトについて考えよう。
ステップ2各プロンプトのサイテーションを分析する
プロンプトを絞り込んだら、次は分析だ。
たとえば、まずは最大20件のプロンプトから始めるとして、それらのプロンプトを表示させたいChatGPTなどのAIプラットフォームに手入力し、その回答に含まれるサイテーションを分析していく。
ほとんどの場合、サイテーションはかなりの数になる。そのため、すべてのサイテーションをURLと併せて記載したリストをスプレッドシートで作成することを勧める。そうすれば、特定のトピックやメディアが表示される頻度が見えてくる。
ステップ3引用されたメディアに追加してもらえるようアウトリーチする
リストができたら、サイテーションに含まれていた記事を書いたジャーナリストや編集者にアウトリーチし、記事で君のビジネスにもメンションしてもらえるよう働きかけよう。
ここで最も重要なのは、記事中に君のサイトへのリンクを入れてもらうことが目的ではない点だ。そこが従来のグーグルSEOで行うリンクビルディングと違う点だ。君のビジネスやクライアントのビジネスをAIに理解してほしいと思えるような、君が重視するコンテキストでブランドをメンションしてもらえればいい。
繰り返すが、リンクについてはあまり心配しなくていい。それよりはるかに重視すべきはメンションとコンテキストだ。
ただ、これは現時点でリバースエンジニアリング戦略のようなものだ。「すでに引用されているコンテンツ」を確認し、それらのサイテーションのなかでメンションを獲得しようとしているわけだ。これを逆にやることもできる。
おまけ積極的アウトリーチで、さらにメンションを獲得する
おまけの例として、積極的アウトリーチについて考えてみよう。トピックやサイテーションをすべて一覧にすると、「頻繁に引用されているウェブサイト」を把握できる。同じドメイン名が何度も引用されたり、トピックが頻繁に表示されたりするのに気づくかもしれない。
たとえば、他のスモールビジネス向けにCRMを販売しているビジネスなら、次のようなトピックを検索するかもしれない:
- スモールビジネスに最適なCRM
- 小規模な営業チームに最適なCRM
この種のサイテーションのなかに、「ベスト・オブ(厳選)」系の記事を多く見かけるだろう。これにより、アウトリーチすべきものを主体的に判断でき、短期的には、そうした記事でリンクを獲得しようとすることになるかもしれない。
だが来年には、AIに参照される可能性がかなり高いことを認識したうえで、同じような「厳選」トピックに関する記事の2026年版や2027年版を公開することを検討すべきかもしれない。
積極的アウトリーチの利点の1つは、AIが新しいコンテンツを好んで引用することだ。したがって、最近公開されたコンテンツほど引用される可能性が高く、最初のリバースエンジニアリング戦略からAIに引用されやすい種類のウェブサイトだとわかっている場合には、特にその可能性が高まる。
AIでのサイテーションビルディングとその仕組みについて他に質問があれば、Exposure Ninjaのチャーリー・マーチャントまで。LinkedInでいつでも見つけることができるし、喜んで話を聞こう。それでは、良い一日を。
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