位置情報共有、「防犯・安全」が目的だがZ世代の多くが「監視されている」と実感【Fiom調べ】

40%が「つかなくてもいい嘘」を経験。「愛情より監視の側面が強い」と感じる人が過半数。

冨岡晶(Web担編集部)

9月10日 6:30

Fiomの調査研究機関「Z-SOZOKEN(Z世代創造性研究所)」は、「位置情報共有」に関する調査結果を発表した。全国のZ世代(18歳~24歳)418人が回答している。

位置情報は「個人のプライバシー」8割超だがアプリ利用はZ世代にはマスト?

まず「位置情報共有アプリの利用状況」を聞くと、「以前は利用していたが、現在はやめた」52%が最多ながら、「常時利用している」16%、「特定の相手・外出時のみ利用している」32%で、48%が現在も位置情報共有アプリを利用していた。Z世代全体が位置情報共有アプリの使用経験を持っていることがわかる。なお「位置情報共有アプリを利用し始めた最大のきっかけ」は、「防犯・安全のため」37%、「友人からの招待・誘い」25%、「待ち合わせを便利にするため」22%が上位だった。

位置情報共有アプリの利用について

一方で「監視や束縛に対しての実感」を聞くと、「位置共有で自由が制限される」「愛情より監視の側面が強い」各54%と感じていた。「常に見られる感覚がストレスになる」50%も多い。

監視や束縛に対しての実感について

「位置情報共有アプリがあるため、つかなくてもいい嘘をついた経験」については、「たまにある」27%、「一度だけある」8%、「頻繁にある」5%。「寝たふりをして遊びに行く」といった“自由な行動を隠すための嘘”をつくことが多いと考えられる。

位置情報共有アプリがあるため、つかなくてもいい嘘をついた経験

「気になる人や元恋人などを1日に何度も確認する行動(デジタルストーキング的行為)」については、「毎日何度もチェック」13%、「たまにチェック」18%と回答しており、3割ほどが繰り返し確認している模様。そのためか「また位置情報アプリが原因で友人や恋人と喧嘩になった経験」がある人が26%存在した。

デジタルストーキング的行為について

また「自分の位置情報についての考え」では、「やや個人のプライバシー」65%、「守るべき個人のプライバシー」16%と、8割超がプライバシー問題と捉えていた。それでも位置情報を共有せざるを得ないZ世代特有の感覚があるといえるだろう。

自分の位置情報についての考え

調査概要

  • 【調査対象】全国のZ世代(18歳~24歳)
  • 【調査方法】インターネットを利用したアンケート調査
  • 【調査時期】2025年12月~2026年1月(分析・レポート作成期間:2026年2月~2026年8月)
  • 【有効回答数】418人
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