2026年上半期の「伸びるビジネス」1位は? AI関連が上位、メンパ消費やバイブコーディングも浮上【日経BP調べ】

今井扶美(Web担編集部)

5月21日 6:15

日経BPのマーケティング専門メディア「日経クロストレンド」は、「トレンドマップ2026上半期」を発表した。マーケティング、消費トレンド、テクノロジーの3分野・計98キーワードを対象に、「将来性」と「経済インパクト」をスコア化している。

2026年上半期トレンドマップ:AIエージェント・EC・キャッシュレスに注目

分野別の獲得スコアトップ3キーワード

各キーワードの将来性スコアを分野別にみると、マーケティング分野では「EC(ネット通販)」が4.64で1位となり、「AIエージェント」が4.53、「CRM(顧客関係管理)」が4.38で続いた。

消費トレンド分野では、「キャッシュレス決済(QRコード決済など)」が4.38でトップ。「アクティブシニア世代」が4.06、「推し活」と「共働き」が4.03で並んだ。

テクノロジー分野では、「AI(人工知能)」が4.82で1位となり、全98キーワードの中でも最高スコアを記録した。2位は「生成AI・LLM」の4.68、3位は「自動運転」の4.32だった。

一方、経済インパクトスコアでは、マーケティング分野で「EC(ネット通販)」が4.65、消費トレンド分野で「キャッシュレス決済(QRコード決済など)」が4.29、テクノロジー分野で「スマートフォン」が4.66と、それぞれ1位となった。なお、「AI(人工知能)」の経済インパクトスコアは、2025年下半期から0.34ポイント上昇して4.44となり、テクノロジー分野で最大の伸び率となった。

新たに追加したキーワードの将来性スコア

また、今回新たに追加されたキーワードでは、マーケティング分野の「エージェンティックコマース」が将来性スコア4.15、テクノロジー分野の「バイブコーディング」が3.80、消費トレンド分野の「メンタルパフォーマンス(メンパ)消費」が3.67となった。いずれも初登場ながら一定の評価を得ており、AIを活用した購買行動の変化や新たな消費への関心がうかがえる。

エージェンティックコマースとは
消費者に代わってAIエージェントが商品選びや注文、決済などを行う概念のこと。AIが利用者の希望や条件をもとに判断し、購入までを完結させる。

バイブコーディングとは
作りたいアプリや機能のイメージをAIに伝え、AIがコードを生成しながら開発を進めるプログラミング手法。専門的な知識が少ない人でもソフトウエア開発に取り組みやすくなる点が特徴。

メンタルパフォーマンス(メンパ)とは
心理的負荷やストレスを減らし、心を整えることで精神的な充足を得ようとする考え方。精神的コストを抑え、気持ちよく過ごすための消費行動や価値観として注目されている。

トレンドマップ2026上半期 マーケティング分野

マーケティング分野のトレンドマップを見ると、「EC(ネット通販)」は将来性・経済インパクトの両方で高い位置にあり、成長性と収益性の双方で評価されていた。「CRM(顧客関係管理)」や「CX(顧客体験)」「パーソナライゼーション」など、顧客接点に関わる領域も引き続き注目を集めている。一方で、「AIエージェント」「LLMO・GEO・AEO・AIO」などは将来性の高い領域に位置しており、AIやデータ活用を軸にしたマーケティング施策への期待も高まっていることがうかがえた。

調査概要

  • 【調査期間】2026年3月〜4月
  • 【調査対象】マーケティング、消費トレンド、テクノロジーの各キーワードを認知する人
  • 【調査内容】マーケティング分野35キーワード、消費トレンド分野32キーワード、テクノロジー分野31キーワードの計98キーワードについて、「将来性」と「経済インパクト」を5段階で評価
  • 【調査方法】日経クロストレンド編集部が選定したキーワードを対象にスコアリング

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