ショップチャンネル 売上2.5％増の1090億円に 楽天との共同企画も効果

テレビ通販最大手のジュピターショップチャンネル（本社東京）の10年3月期売上高は、1090億円2500万円だった。11月1日に放送した13周年特別番組が好調で、1日の売上高が過去最高となる11億円超となった。09年3月期は決算期変更に伴う15カ月間の変則決算。前年同期間（08年4月～09年3月の売上高は1063億円）比では2.5％の増収となっている。

決算公告によると、営業利益は153億9000万円、経常利益は156億4400万円、純利益は93億1100万円だった。それぞれ前年同期間比の増減率は非公開としているが、「増益で推移した」（経営企画部）と説明している。

前期はアラフォー（40歳前後）世代の自分磨きを応援する番組「ヴィーナスナビ」の放映や、若い顧客層の開拓を狙った番組を開始するなど、新番組の立ち上げに力を入れた。

さらに楽天（本社東京）、アパレルECサイトを運営するファッションウォーカー（本社東京）など、他社との共同番組企画も積極的に展開し、既存顧客のリピート購入促進や、新規顧客の拡大を図った。

10年3月末時点の視聴可能世帯数は、前期末に比べ5.7％増の約2579万世帯。

今期（11年3月期）の売上高見通しは公表していないが「増収をめざす」（同）としている。ケーブルテレビとの関係強化による配信枠拡大や、ウェブ、カタログ、店舗などクロスメディア展開を強化していく方針。

・ショップチャンネル
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