はてながインタビュー分析SaaS「toitta」に「プライバシーマスク機能」、AIが個人を特定する情報を検出

映像・音声・書き起こしをマスクしてインタビューデータを社内外で共有しやすく

小島昇(Web担編集部)

10月27日 7:03

コンテンツプラットフォーム運営のはてなは、AIを活用したインタビュー分析SaaS「toitta(トイッタ)」で新たに「プライバシーマスク機能」の提供を開始したと10月26日に発表した。インタビューデータから氏名・所属・居住地などインタビュイー本人の特定につながる情報をAIが検出し、toittaユーザー自身の確認を経て映像・音声・書き起こしをマスクする。検出漏れがあれば手動で追加して、マスク内容を確定する。インタビュイーのプライバシーに配慮しながら、インタビューデータを組織の資産として長く活用することを目指して開発した。

「toitta」に「プライバシーマスク機能」を追加

AIが書き起こしテキストからマスクすべき箇所の候補を検出。マスク前の映像と書き起こしを確認して候補の採否を判断できる。対象は、個人名、所属(会社名・学校名・団体名など。出身校・前職を含む)、居住地(市区町村・番地・建物名など都道府県より細かいもの)、番号・連絡先(電話番号・メールアドレス・各種番号・郵便番号・生年月日など)、間接識別子(所属企業の独自製品名や営む店名など、組み合わせて本人を特定しうる情報)。職種・業界名や広く使われているツール名などの一般的な表現は、過剰なマスクを避けるため対象外にした。

マスクを確定すると、書き起こしテキストは種別ラベルまたは指定した文言に置き換えられ、音声は該当区間が無音化される。音声は「そのまま残す/ボイスチェンジをかける/音声を消す」から選択でき、映像は「そのまま残す/画面全体にぼかしをかける/映像を消す」から選べる。toittaのユーザーから「社内規程で個人情報を含むデータの保存期間が定められており、期限が来ると削除しなければならない」「個人情報が含まれるため、チーム外や社外に共有できない」という声が寄せられたことから、はてなはプライバシーマスク機能を開発した。