企業サイトのPHP、8月時点で約7割がサポート切れ WordPress重大更新への対応は?【GMOプライム・ストラテジー調べ】

企業サイト上のリンクが消されても、99.5%のWebサイトは「公開状態」にあることが判明。

今井扶美(Web担編集部)

10月28日 6:00

GMOプライム・ストラテジーは、「日本上場企業Webサイト技術調査 第2回」の結果を発表した。上場企業3,903社の公式サイト・関連サイトを対象に、外部から確認できる技術情報や公開状況について、2026年4月の第1回調査からの変化を分析している。

WordPress重大更新の約1カ月後も、332サイトが修正前のバージョンのままに

WordPress重大更新の約1カ月後も、修正版より前だったサイトの割合

調査によると、対象となる34,039サイトのうち、およそ3分の1にあたる34.1%がWordPressを使用していた。

WordPressのバージョンを外部から確認できたサイトのうち、7.0系・6.9系・6.8系の5,831サイトを対象に、セキュリティ更新への対応状況を調べたところ、2026年7月17日の重大更新から約1カ月後も、5.7%にあたる332サイトで修正版より前のバージョンとなっていた。系統別では、7.0系が1.1%、6.9系が13.7%、6.8系が26.7%にのぼった。

PHPサポート状態の継続と変化

4月と8月の両調査でURLが一致したサイトを比較したところ、PHPのバージョンを両回とも確認できた2,195サイトのうち、66.7%にあたる1,465サイトで、サポート終了済みの状態が続いていたことがわかった。

両回ともサポート中の系統だったのは31.2%で、サポート中の系統への変化が確認されたのは2.1%だった。なお、ログイン画面を外部から確認できる割合は38.5%から31.5%へ低下しており、設定面では変化も見られた。

AIへの方針と参照情報を確認できたサイトの割合

また、AIへの対応について、「robots.txt」でAI学習・データ利用への拒否を明示していたのは697サイト(2.05%)だった。AI向けに参照情報を案内する「llms.txt」は、最低限の形式を満たすものが1,294サイト(3.80%)確認された。

なお、robots.txtを取得・解析できなかった13,515サイトでは、拒否指定の有無を確認できていない。llms.txtには、プラットフォームが標準で提供したものも含まれる。

企業サイト上のリンクがなくなっても、99.5%は「公開状態」にある

公式サイト・関連サイトの役割構成

続いて、公式サイト400件、関連サイト500件を個別に確認し、サービス、製品・ブランド、採用などの役割を分類したところ、公式サイトは「企業・組織情報」が52.0%でメインとなった。一方、関連サイトでは「サービス」が22.8%、「製品・ブランド」が18.6%、「企業・組織情報」が17.8%、「その他の役割」が30.9%を占め、公式サイトと比べて役割が多様だった。

企業サイトから再確認できなかったWebサイトの公開状況

また、4月調査で確認した企業とサイトの組み合わせのうち、8月調査で企業サイトから再確認できなかった1,117件を追跡したところ、889件は同じURLで公開が続き、222件は転送先で公開ページが確認された。合計で1,111件、99.5%のWebサイトが、サイト上にリンクがなくなっても公開状態にあることがわかった。

調査概要

  • 【調査対象】日本取引所グループの公表データに基づく上場企業3,903社の公式サイト・関連サイト
  • 【対象サイト】34,039サイト(公式サイト3,899、関連サイト30,140)
  • 【調査期間】2026年8月16日~17日
  • 【調査方法】HTTP(S)応答情報およびHTMLコンテンツの自動解析。第1回(2026年4月実施)との比較は、両回でURLが一致するサイトを指標ごとの条件に基づいて集計。
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