電通デジタルがSmartOSCとEC統合ソリューション「ヘッドレスコマースアクセラレーター」開発

電通デジタルは、Eコマースソリューション事業を手掛けるベトナムSmartOSCの日本法人、SmartOSC Japanとともに、EC統合ソリューション「ヘッドレスコマースアクセラレーター」を開発した、と3月6日発表した。同日に提供を始めた。企業がヘッドレスコマースを迅速に導入できるようにし、生活者のニーズに対応した最適な購買体験を提供可能にする。

ヘッドレスコマースが注目されていることが背景。ヘッドレスコマースは、ユーザーが触れるフロントエンドとシステム部分のバックエンドが密接に結び付いている従来型のテンプレート型コマースとは違い、両者が分離している。そのため柔軟に更新でき、複数プラットフォームへの対応も可能になり、顧客体験向上と効率的なコンテンツ管理を実現する。

しかし、ヘッドレスコマースに移行するには既存システムの見直しと最適な設計が必要になることから、ヘッドレスコマースアクセラレーターを開発した。セールスフォース・ジャパンのECプラットフォーム「Salesforce Commerce Cloud」と、CMS(コンテンツ管理システム)を展開するMagnolia Internationalの「Magnolia Headless CMS」を組み合わせた。

ヘッドレスコマースアクセラレーターの特長は①試験導入が可能②顧客体験の改善を迅速・効率的に実施してマーケティング施策に応用可能③柔軟な購買体験の構築－－。①のデータを活用し、②で市場のニーズを捉え、施策の検討から実施までの期間を短縮。③は、利用が容易なユーザーインターフェースによる編集で最適化された購買体験が提供できる。