広告マーケットプレイス利用ガイド (後編)――今すぐ日本で利用できる4つのサービス

広告マーケットプレイス利用ガイド――4つのサービス紹介

ブログ/SNS向けに特化した広告マーケットプレイス
アドバタフライ（株式会社CGMマーケティング）
http://www.adbutterfly.com/

ポータルブログモバイルSNS

ブログ/SNS向けに特化した広告マーケットプレイスで、各ブログは内容・テーマに基づいてカテゴリ分けされており、それに合わせた広告配信が可能。また各ブログの媒体としての価値（ブログアドバリュー）を、ブログ検索エンジン「テクノラティジャパン」のデータをもとに独自のアルゴリズムで分析・算出している。さらにアドバタフライ独自の指標BAR（Blog Ad Ranking）として、ブログをランク付けしメディア価値の可視化を行うことも予定中。

ブロガーに対して、広告したい商品・サービスに関するユーザーレビュー作成を依頼することが可能。広告はサイドバーに表示され、ブロガー側は掲載可否の判断、ユーザーコメント機能を設定できる。

図1　アドバタフライ トップページ

図2　アドバタフライ 広告スペース一覧（検索結果）

モバイル広告を世界中に配信可能
AdMob（アドモブ）（AdMob, Inc）
http://jp.admob.com/

ポータルブログモバイルSNS

米国で急伸中の、モバイル広告枠販売に特化したサービス。すでに日本での展開も開始しており、広告主・パブリッシャ（メディア）のいずれも利用可能となっている。

広告の文章、リンク先サイトなどの情報を入力した後、国や通信事業者、電話プラットフォーム、電話の機能、電話メーカーを選択すると、配信したいジャンル（チャンネル）が表示されるので、ジャンルごとに入札額（現在はドル建て）を決めるだけで配信可能となる。

またモバイルサイトを運用していない場合、「ランディングページ・ビルダ」を使うことで、動的なモバイルサイトを簡単に作成できるサービスも用意されている。

図3　AdMob トップページ

図4　AdMob コンテンツチャンネル一覧

大手ポータルサイトから個人ブログまで取り扱い
Pitta!（ピッタ）（株式会社デジタライズ）
http://www.pitta.ne.jp/

ポータルブログモバイルSNS

大手ポータルサイトから個人ブログまで、さまざまなサイトの広告枠をそろえた広告マーケットプレイス。プロモーションやクリエイティブ（個別の広告内容）を登録した後、各メディアサイトのレポートを参考に選択して「オファー」を出すという仕組みになっている。

レポートでは、各メディアサイトのページランク、月間PVを初め、ユニークユーザー数、取り扱い広告種類、掲載場所、表示単価、平均クリック回数、利用者年齢層などが1ページで確認できるようになっており、非常にわかりやすい。これらの情報をもとに地域やジャンルを絞り込んでの出稿も可能。

広告枠をピンポイントで指定できる期間保証の「セルフマッチ広告」と、短期間に大量の広告を配信できる表示回数保証の「インプレッション広告」（事前申し込みをしたスポンサーのみ）の2種類の広告配信が用意されている。

図5　Pitta! トップページ

図6　Pitta! 広告スペース一覧（検索結果）

PCサイト・モバイルサイトの両方を扱う広告マーケットプレイス
スペースハンター（株式会社ドリコム）
http://spacehunter.jp/

ポータルブログモバイルSNS

PCサイト・モバイルサイトの両方を扱える広告マーケットプレイス。予算を管理する「キャンペーン」、クリエイティブを管理する「広告」、実際に配信される「クリエイティブ」をそれぞれ登録し、掲載したいサイトを申請して配信を行う。

配信には、配信期間と料金を媒体主が決定し広告主を募集する「ロックオン」形式と、スペースハンターが設定したカテゴリ別最低クリック単価以上の価格を広告主が決定する「クロスアド」形式（クリック課金）とがある。配信種類が「ロックオン」の場合は、掲載開始日から広告の配信がスタート、「クロスアド」の場合は掲載依頼審査後にクリエイティブの配信がスタートされる。

図7　スペースハンター トップページ

図8　スペースハンター 広告スペース一覧（検索結果）