ハンコのお辞儀押しってホントに必要? 約8割が「不要なビジネスマナーがある」【Job総研調べ】

ビジネスマナー、社会人の約半数が自信なし! 「何が正解かわからない」が最多。

今井扶美(Web担編集部)

6:00

パーソルキャリアが運営する調査機関「Job総研」は、「2026年 ビジネスマナー実態調査」の結果を発表した。現在就業中の20~50代の男女439人に、マナーへの自信や必要性、部下への指摘のしづらさなどを聞いている。

ハンコのお辞儀押し? 電話は3コール以内? 約8割が「不要なマナーがある」

ビジネスマナーへの自信と、自信がない理由

まず、ビジネスマナーに自信があるかを聞くと、「自信がない派」は合計46.2%となった。自信がないと回答した人に理由を聞いたところ、「何が正解かわからない」が55.2%で最も多く、「人や会社で基準が違う」が53.2%、「学ぶ機会がなかった」が37.4%と続いた。

ビジネスマナーだと思うものと、不要だと思うマナーの有無

ビジネスマナーだと思うものとしては、「自分から挨拶する」が75.9%で最多となり、「清潔感ある身だしなみ」が68.8%、「敬語の使い分け」が64.9%と続いた。一方、不要だと思うビジネスマナーが「ある」と回答した人は78.6%にのぼった。

不要だと思うビジネスマナーと、その理由

不要なマナーがあると回答した人に具体的な内容を聞くと、「ハンコのお辞儀押し」が66.4%で最も多かった。次いで「電話は3コール以内」が41.2%、「お辞儀の角度の使い分け」が40.6%、「Web会議でカメラオン」が35.1%と続いた。

不要だと思う理由としては、「形式的で意味がない」が62.0%で最多に。以下、「気を遣いすぎて疲れる」が41.7%、「人や世代で正解が違う」が36.2%となっており、形式的な作法に疑問を感じている人も多いことがわかった。

部下のマナー「指摘しづらい」上司が7割超、ハラスメントへの懸念も

残したほうがいいビジネスマナーと、世代間ギャップの有無

一方、残したほうがいいマナーとしては、「自分から挨拶する」「清潔感ある身だしなみ」「敬語の使い分け」などが挙げられ、「ビジネスマナーだと思うもの」と上位3項目が一致した。また、ビジネスマナーに世代間ギャップを感じるかを聞くと、「感じる派」は73.8%にのぼった。

世代間ギャップを感じたビジネスマナーと、部下のマナーへの意識

世代間ギャップを感じると答えた人にその内容を聞くと、「敬語の使い分け」が36.4%で最も多かった。次いで「自分から挨拶する」が32.4%、「上座・下座等の席順」が24.4%と続いている。さらに、部下がいると答えた人のうち、68.8%が部下のビジネスマナーが「気になる」と回答した。

部下にマナーを指摘しづらいかと、その理由

部下がいる人に対し、マナーを指摘しづらいかを聞くと、75.2%が「指摘しづらい」と回答した。その理由としては、「ハラスメントと思われそう」が48.5%で最も多く、「自分の基準に自信がない」が41.5%、「世代で価値観が違う」が37.0%、「関係が悪くなるのが怖い」が35.0%と続いた。

ビジネスマナーが人事評価・出世に与える影響

最後に、ビジネスマナーが人事評価や出世に影響すると思うかを聞くと、「人事評価に影響すると思う派」は73.3%、「出世に影響すると思う派」は76.3%で、いずれも7割を超えた。マナーの必要性や基準には迷いがある一方で、評価やキャリアに関わるものとして意識されているようだ。

調査概要

  • 【調査対象】現在就業中のJobQ Town登録者(全国の20~50代男女)
  • 【調査方法】インターネット調査
  • 【調査期間】2026年10月7日~10月13日
  • 【有効回答数】439人
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