博報堂が新聞社・出版社の編集力を生かす「Shomei AIO」始動、AIへの「問い」起点でタイアップ記事

生成AI時代のブランド発信でパブリッシャーと連携、AI引用の可視化ツールを開発中

小島昇(Web担編集部)

7:01

博報堂は、生成AIの回答における情報の表示や引用を最適化するAIOで、新聞社・出版社を中心にメディアが培ってきた取材・編集の力を生成AI時代の広告主のブランドコミュニケーションに生かすプロジェクト「Shomei AIO(ショウメイ・エーアイオー)」を始めたと10月26日に発表した。「AIO時代のパブリッシャーの価値を証明する」をコンセプトに第1弾として、編集部とともに生活者が商品やサービスをAIに投げかける「問い」を起点にしたタイアップ記事をAIOの知見と掛け合わせて企画・制作し、AIO時代のメディア価値を最大化する。

タイアップ記事はまず編集部が持つ読者理解をもとに、生活者があるカテゴリーでAIに投げかける問いを、カテゴリーエントリーポイント(商品・サービスを思い浮かべ、検討を始めるきっかけとなる状況や動機)の観点から整理する。その問いに応える記事を各編集部の知見で企画・制作し、博報堂のAIO知見と掛け合わせて価値を最大化する。媒体の特性に合わせて複数の媒体・プラットフォームで展開するが、各メディアの編集方針や生成AIへの対応方針を尊重し、読者に役立つ記事づくりを前提として広告であることを明示する。

開発中の「Shomei AIO プランナー(仮)」のイメージ

AIに実際に引用されたかを可視化し証明するツール「Shomei AIOプランナー(仮)」を開発中で、どの記事をどの編集部とつくるかの意思決定と、制作後の情報資産化を支援する。生活者が商品やサービスを「AIに尋ねる」場面が増え、自社のブランドがAIにどう語られるかが広告主の新たな関心事になりつつある。博報堂は、取材と事実確認にもとづく記事で読者の関心や悩みに長年向き合ってきた新聞社・出版社の編集の力が、信頼される情報をブランドが届けるうえでAI時代に大きな役割を果たすと考えプロジェクトを始動した。