MERYは、生成AIと購買行動に関するアンケート調査を実施した。全国の15~30歳の女性を対象に、商品選びにおけるAIチャットの活用方法などを聞いている。
生成AIの利用経験は6割超、コスメや服選びでは「自分に合うか」を相談
まず、生成AIチャット(ChatGPT・Gemini・Copilotなど)の利用経験がある人は、全体では61.1%だった。利用頻度は「1日複数回」が17.0%、「1日1回程度」が13.3%、「週数回」が17.6%となり、合わせて約半数がAIチャットを日常的に利用していることがわかった。
AIチャットの利用経験をほかのサービスと比較すると、YouTube(85.1%)、Instagram(77.7%)、X(72.0%)を下回る一方で、TikTok(59.4%)やLIPSなどの口コミアプリ(29.8%)を上回った。
商品を選ぶ際に生成AIを使った経験をカテゴリー別に見ると、「日用品」が67.7%で最も高く、「コスメ」が62.3%、「ファッション」が56.0%、「飲料食品」が44.3%と続いた。「よく使う・ときどき使う」を合わせた割合でも、日用品は46.7%、コスメは43.7%と高く、身近な商品の選択に利用されていることがわかった。
生成AIに相談した内容としては、コスメとファッションでは「自分に合うかどうかを相談する」がそれぞれ45.5%、45.2%で最多だった。一方、日用品では「複数の商品を比較してもらう」が40.4%で最も多く、飲料食品では「条件に合うおすすめ商品を挙げてもらう」が39.9%でトップとなり、カテゴリーによって活用方法に違いが見られた。
AIの回答だけで購入する人は2割未満、口コミや実物でも確認
続いて、生成AIの回答を受けた後の行動を聞くと、「AIの回答だけで決めて、そのまま購入した」と答えた割合は、コスメ17.7%、日用品6.9%、ファッション7.7%、飲料食品9.0%となった。
カテゴリーごとに最も多かった行動をみると、コスメと飲料食品では「SNSや口コミアプリで裏取りしてから購入した」で、それぞれ27.8%、28.6%にのぼった。日用品とファッションでは「店頭で実物を確認してから購入した」が34.0%、29.8%で最多となり、別の方法で確認してから購入するケースが目立った。
また、生成AIの回答とSNSの口コミが食い違った場合、どちらを信じるかを聞いたところ、すべてのカテゴリーで「SNSの口コミ」が「生成AIの回答」を上回った。特にファッションと飲料食品では、「SNSの口コミを信頼する」の合計がそれぞれ53.3%、57.7%と高く、最終的な判断では利用者の声が重視されていることがうかがえた。
調査概要
- 【調査対象】全国の15~30歳の女性
- 【調査方法】インターネット調査
- 【調査期間】2026年9月1日~9月3日
- 【集計サンプル数】事前調査2,000名、本調査各300名
- この記事のキーワード
