小中学生の7割が「本好き」も、読書時間は「週1時間未満」が多数【博報堂教育財団こども研調べ】
本は好き、でも動画やゲームのほうが楽しい? 小中学生の読書事情を調査。
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博報堂教育財団 こども研究所は、全国の小学4年生~中学3年生の男女1,200人を対象に、読書に関する調査を実施した。本調査の「本」には、物語・小説だけでなく、まんがや図鑑なども含まれており、電子書籍やオーディオブックも対象となる。
約7割の子どもが本好き、一方で読書時間は「週1時間未満」が7割超
まず、本を読むことが好きかを聞くと、「大好き・好き・まあ好き」の合計は69.3%だった。小中学生別では、小学生が72.8%、中学生が65.8%となり、小学生のほうが7.0ポイント高かった。特に「大好き」の割合は、小学生の16.8%に対し、中学生は8.7%と差が見られた。
また、1週間の読書時間を聞いたところ、「全く読まない」が17.4%、「1時間未満」が55.2%となり、合わせて72.6%が週1時間未満だった。「全く読まない」割合は小学生が12.8%、中学生が22.0%にのぼった。
読書好き度別でみると、「大好き」と答えた子どもでは68.0%が週1時間以上読書していた。一方、「好き・まあ好き」と答えた子どもでは31.7%にとどまり、読書が好きでも、必ずしも長時間本を読んでいるわけではないことがわかった。
さらに、「本を読むよりも動画やゲームのほうが楽しい」と思うかを聞くと、「そう思う・ややそう思う」を合計した割合は76.5%だった。読書が「大好き」と答えた子どもでも51.0%、「好き・まあ好き」と答えた子どもでは77.9%となり、小中学生にとっての動画やゲームの魅力の大きさがうかがえた。
読書の魅力は「夢中になれる」、動画やネットも本を知る入り口に?
続いて、普段読んでいる本を聞くと、「物語・小説」が45.3%で最多となり、「普通のまんが(ストーリーまんが)」が43.6%でほぼ同率となった。以下、「学習まんが」が29.3%、「ひみつ・知識・雑学の本」が27.1%、「図鑑・辞典」が24.6%となった。
本を読むことが好きな理由としては、「夢中になれる」が43.1%で最も多く、「新しいことを知ることができる」が39.2%、「ひまな時でも楽しくすごせる」が35.0%と続いた。また、読書が「大好き」と答えた子どもでは、「夢中になれる」「ドキドキワクワクできる」「想像の世界に入りこめる」など、本の世界に没入する楽しさを挙げる回答が目立った。
普段本を読んでいる子どもに、読む本を知るきっかけを聞くと、「学校の図書室」が55.5%で最多だった。次いで「本屋」が48.6%、「学校の教室の本棚」が34.1%となった。一方、「動画」は25.0%、「アニメ・ゲーム・テレビ・映画」は20.9%、「インターネットの記事やブログなど」は16.5%となり、さまざまなメディアが本と出会うきっかけになっていることがうかがえた。
調査概要
- 【調査エリア】全国
- 【調査対象】小学4年生~中学3年生の男女1,200人
- 【調査日】2026年8月9日
- 【調査方法】インターネット調査(子どもの回答は保護者の監督のもとで実施)
- 【調査分析】博報堂教育財団 こども研究所
- 【調査機関】QO
- 【本の範囲】絵本、物語・小説、伝記・ノンフィクション・エッセイ、ひみつ・知識・雑学の本、やり方・作り方の本(スポーツ、ゲーム、工作など)、謎解き・なぞなぞ・クイズ・パズル、普通のまんが(ストーリーまんが)、学習まんが、図鑑・辞典、写真集、イラスト集 ※紙の本だけでなく、電子書籍、オーディオブックなども含む
