公益社団法人日本アドバタイザーズ協会(JAA)の組織でデジタルマーケティング研究機構は、従来の委員会体制を再編し、6つの部会と西日本支部、Webグランプリプロジェクトからなる新体制を始動すると9月29日に発表した。活動の軸をリアルな場へ戻し、広告主とメディア・パートナー企業が集う機会を広げる。部会の定例会はリアル開催を基本にして顔の見えるネットワーキングを強化し、オンラインを併用とする。新たに広告・メディア領域の「コミュニケーション部会」を新設するほか、西日本は地域に根ざした活動を強める「支部」に変更した。
部会は企業サイトやEC、公式SNS運用を扱う「プラットフォーム部会」(部会長はキヤノンマーケティングジャパンの西田健氏、以下同じ)、新設の「コミュニケーション部会」(KDDIの後舎満氏)、「データ活用部会」(日本経済新聞社の小林秀次氏)、「事業・組織マネジメント部会」(WACULの垣内勇威氏)、「イノベーション部会」(ニューバランスジャパンの鈴木健氏)、「若手育成部会」(花王の廣澤祐氏)を設置した。西日本支部はフェリシモの市橋邦弘氏が支部長を、Webグランプリプロジェクトは岩崎電気の新井隆之氏がリーダーを務める。
デジタル技術の進化でアドバタイザーやマーケターの守備範囲が広がり、仕事のサイロ化と専門性の高い業務が増えて全体像の把握や社内での知見の蓄積が難しくなった。このため重要テーマごとに部会を設けて同じテーマに向き合う実務者が企業を越えて集い、知見を自社に持ち帰る。部会間の交流も増やす。代表幹事の中村俊之氏(ポーラ)は「AIなどテクノロジーの進化で情報は容易に手に入るようになった今こそ、実務者同士が顔を合わせて本音で語り合い、多様な視点でともに探求する時間の価値が高まっている」とコメントしている。
