2025年度「書店」の利益が4.6倍に急回復! 一方で「増収増益」はわずか13.4%【TSR調べ】
書店の休廃業・倒産は71社、新設法人の2倍超で、市場の縮小が続く。
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東京商工リサーチ(TSR)は、2025年度の「書店」業績動向調査を実施した。5期連続で売上高が判明した全国の書店304社を対象に、業績や休廃業・解散、倒産などの件数を公表している。
書店の利益が前年度の4.6倍に拡大! 一方で「増収増益」企業は半減

まず、書店304社の2025年度の売上高合計は6,121億4,000万円で、前年度比1.6%増だった。最終利益合計は40億2,600万円となり、前年度の8億6,500万円から約4.6倍に拡大した。紀伊國屋書店や丸善ジュンク堂書店などの大手企業が市場を牽引したものの、利益率は0.6%と、他業種と比べて低水準にとどまっている。

前年度からの業績変化を見ると、「減収減益」が87社(構成比28.6%)で最も多く、前年度の55社から32社増加した。一方、「増収増益」は41社(同13.4%)で、前年度の72社から31社減少している。全体の利益が大きく改善する一方、業績の二極化が進んでいることがうかがえる。

書店の休廃業・解散と倒産は、2025年に計71社にのぼった。内訳は休廃業・解散が64社、倒産が7社で、合計件数は前年の85社を下回っている。一方、2025年の新設法人は34社となり、休廃業・解散と倒産の合計は、12年連続で新設法人数を上回った。
調査概要
- 【調査対象】東京商工リサーチの企業データベース(約440万社)から、日本産業分類(細分類)の「書店・雑誌小売業(古本を除く)」に該当し、5期連続で売上高が判明した304社を対象とし、抽出・分析した。
- 【対象決算期】2025年度(2025年4月期~2026年3月期決算)を最新期とする
