東京商工リサーチのTSRデータインサイトは、「翻訳業の業績推移」に関する調査結果を発表した。2021年度から2025年度までで業績比較が可能な翻訳業100社が調査対象。
休廃業・解散は50件
それによると、翻訳業100社の2025年度(4~3月)の売上高合計は「392億5700万円」、最終利益は「9億200万円」だった。2022年度と比べ売上高は9.7%減で、利益は70.7%減と大幅に落ち込んでいる。ここ5年間の推移をみると、翻訳業100社の業績のピークは2022年度の売上高「434億7800万円」、利益「30億8200万円」だった。

近年、機械翻訳とくにAI翻訳が急速に進化し価格競争も激化。2023年度以降は減収減益が続いている。2025年度は、100社のうち、減収50社・横ばい18社・増収32社と半数が減収。利益も、減益47社・横ばい18社・増益35社だった。倒産以外で事業を停止した休廃業・解散は、2019年に初めて30件台(33件)を突破し、2024年に53件、2025年も50件と高止まりしている。
2025年(1~12月)の休廃業・解散は50件(前年53件)で高止まり。なお2026年(1~8月)はすでに倒産が3件発生している(前年同期1件)。
調査概要
- 【調査対象】翻訳業の業績推移
- 【調査期間】2021年度から2025年度まで
- 【調査数】業績比較が可能な翻訳業100社
