高校生がハマる漫画、男子「バトル」女子「恋愛」だが圧倒的1位は“あの家族”【LINEリサーチ調べ】

LINEの調査サービス「LINEリサーチ」は、「【2022年版】高校生がハマっているマンガランキング」の調査結果を発表した。高校生男女1,050人が回答している。

同じ恋愛ジャンルでも、高校生男女で顕著な違いがあったりする

まず「ふだんどのくらいマンガを読んでいるか」（マンガ・コミック・マンガ雑誌など、紙の本、電子書籍すべて含む）を聞くと、「ほぼ毎日読む」は29%。これを含んで「週1日以上」マンガを読んでいた高校生は57%だった。一方「マンガはまったく読まない」という人も18%存在した。これは前年2021年の調査とほぼ同じ割合だった。

「好きなマンガジャンル」を聞くと、女子高校生（JK）トップ3は「恋愛」「学園・青春」「ラブコメディ」、男子高校生（DK）トップ3は「バトル・アクション」「SFファンタジー」「ギャグ・コメディ」と明確に違いが現れた。全体平均では「恋愛」が最も高い割合を占めたという。

そして、具体的にいま「もっともハマっているマンガ」を聞くと、JKで44.0%・DKで42.7%と、圧倒的多数から『SPY×FAMILY』（作：遠藤達哉）が支持され1位となった。ちょっと複雑な事情で“家族”となったフォージャー家を描いた作品だが、ラブコメ・アクション・ギャグなどの要素をすべて兼ね備えつつ、アーニャの可愛さも人気の要因となり、アニメもすでに第2期放送が決定している。

2位以下を見ると、JKでは『約束のネバーランド』（作：白井カイウ・画：出水ぽすか）が前年同様に2位をキープした。3位は『呪術廻戦』（作：芥見下々）がランクインしている。その他では『ハニーレモンソーダ』（作：村田真優）がDKと比べて圧倒的に高い。

DKでは2位『呪術廻戦』に続き、マストとも言える『ONE PIECE』（作：尾田栄一郎）が3位にランクインした。その他では、僅差で『僕のヒーローアカデミア』（作：堀越耕平）、『五等分の花嫁』（作：春場ねぎ）、『かぐや様は告らせたい ～天才たちの恋愛頭脳戦～』（作：赤坂アカ）が続いた。その他『転生したらスライムだった件』『怪獣8号』などが、JKではトップ10外だが、JDではランクインしている。

作品単位で見ると、紙媒体だけでなく、ネットメディアの「少年ジャンプ＋」（ジャンプラ）発祥の『SPY×FAMILY』『怪獣8号』が上位に入っている。テレビとYouTubeの関係のように、紙雑誌とネットメディアという位置づけで、“漫画を読む環境の変化”が感じられる結果と言える。

調査概要

• 【調査対象】日本全国の高校1年生～3年生の男女（LINEユーザー）
• 【調査方法】スマートフォンWeb調査
• 【調査時期】2022年5月24日～25日
• 【有効回答数】1,050サンプル