動画広告出稿企業671社中、約3割がPCバナー・スマートフォン広告・テレビCMにも出稿

インターネット利用状況調査のビデオリサーチインタラクティブは、2015年4月に開始した動画広告の広告統計サービスを基に2015年度第1四半期(4月～6月)の広告主の動画広告出稿状況について取りまとめ、8月19日に結果を発表した。4月～6月にPC動画広告を出稿した広告主数は671社だった。動画広告に出稿した671社中、PCバナー広告・スマートフォン広告・テレビCMのいずれも出稿している広告主は185社(28％)だった。調査はビデオリサーチインタラクティブの基準に基づいて収集したPCの動画広告やバナー広告などの広告統計サービス「Web Ads Report Advance」、スマートフォン広告のデータベースサービス「SmartPhone Ads Report」、ビデオリサーチ社の「テレビ広告統計(関東地区)」を基にまとめた。

PC動画広告を出稿した広告主数は671社のうち、同じPCデバイスのバナー広告にも出稿があった広告主は422社(動画広告出稿社の63％)だった。動画広告を出稿した広告主の1/3強は、PCディスプレイ広告としては動画広告のみの出稿ということになる。スマートフォン広告に出稿したのは321社(48％)、テレビCM出稿社は249社(37％)だった。動画広告出稿社の業種別シェアをバナー広告出稿社のシェアと比較すると、動画広告のほうが食品・飲料、化粧品、自動車などの「製造業」と「メディア」広告主のシェアが高く、「専門店(小売)」のシェアが低かった。関東地区テレビCM出稿社の動画広告出稿状況をみると、当該期間にテレビCMを出稿したのは計1,260社で、このうち約1/5の広告主が動画広告に出稿していた。テレビCM出稿量上位200社に絞ると割合は46％となり、さらに上位50社に絞ると64％が動画広告に出稿しており、テレビCM出稿量が多いほど、動画広告を出稿する割合が高い傾向があった。

ビデオリサーチインタラクティブ
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