オラクルがAIエージェント実行基盤「Oracle Fusion Claw」発表、25の新アプリを提供開始

「Fusion Agentic Applications」を拡張、推論はAI、大量処理は決定論的計算で

小島昇(Web担編集部)

7:03

オラクルは9月29日(米国時間)、エージェント型アプリケーションの「Fusion Agentic Applications」向けに、ガバナンス(統制)を組み込んだ実行基盤「Oracle Fusion Claw」を発表した。Fusion Clawを搭載し、専門家レベルの業務を実行できる25のエージェント型アプリを同日から提供する。同社は、業務の開始から完了までを調整しながら実行できる75のAgentic Applicationsを提供しており、今回の25のアプリが加わる。

Oracle Fusion Clawを提供

新たなFusion Clawは、大規模かつ長時間の業務や、同じ入力で常に同じ結果を出す決定論的実行を支援する。計画、学習、適応には「Gemini」などのフロンティア・モデルによるAI推論を使い、正確かつ大規模な実行にはエンタープライズ計算処理を使う。この役割分離によって、経済的優位性が得られる可能性がある。業務の実行にあたっては、組織が定めた権限や承認要件を適用し、成果の完了後は監査可能な記録を残す。

クラウドサービス「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」上で稼働し、OpenAIのモデルなど複数のフロンティア・モデルを活用しているが、今後、対応モデルを増やす予定。完全自動実行に対応する25の新アプリのうち、「元帳」は大量の会計仕訳を横断して例外や異常を調査し、決算準備の改善を支援する。「要員配置」はスキルや勤務可能状況、労働規則の制約を踏まえた人員配置計画づくりを支援し、「出荷統合」は出荷コストの削減を支援する。

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