PCでネットサーフィンは過去の話？ 「スマホしか使わない」が54％に【LINE調べ・2019年上期】

LINEは、インターネットの利用環境に関する調査結果を発表した。2016年4月より半期に一度スマートフォン等でのインターネット利用に関する定点調査を行っており、今回は2019年上期の調査結果となる。

日常的にインターネットを利用する環境、「スマホのみ」がついに過半数

まず、アクティブなネット利用者（週1回以上利用）に、ネット利用に使っているデバイスを聞くと、「スマホを使っている」92％、「PCを使っている」41％で、「両方使っている」は38％。「スマホのみ」54％、「PCのみ」3％と算出され、「スマホのみ」ユーザーが過半数となった。

「スマホのみ」ユーザーは、過去4回の調査すべてで増加傾向を見せていたが、今回初めて5割を上回った。

（グラフは編集部で作成）

「スマホのみ」での利用、女性は約7割に達する

男女別で、利用デバイスの分布を見ると、女性のほうが、男性より「スマホのみ」での利用者の占める割合が多い。今回の調査では、前回調査より10ポイントほど増加し、67％に達している。男性も徐々に増加しているが、今回調査でも42％に留まっており、「両方使っている」49％がまだ上回っている。

 

10代は「スマホのみ」利用者が8割に達する

次に年代別で、利用デバイスの分布を見ると、10代（15～19歳）で、やはり「スマホのみ」利用者の割合が、過去の6割台から大きく増加し、81％に達した。「両方利用」は前回の33％から17％と、ほぼ半分まで減少した。その他すべての年代で、前期よりも「スマホのみ」が増加している。

 

調査概要

• 【調査対象】全国の15～59歳の男女
• 【調査時期】2019年4月
• 【調査方法】住宅地図データベースから世帯を抽出し個人を割り当て、調査員による個別訪問を行い留置調査。
• 【回答者数】合計803サンプル（人口構成比に沿って抽出）
  ※2019年4月調査について記載。過去調査も、サンプル数・調査期間以外は同様。