2026年の個人情報漏えいが“異常事態”に…100万件以上の大規模事故がすでに10件【TSR調べ】
不正アクセスによる個人情報漏えいが相次ぐ。KDDIなど5件が歴代ワースト10入り。
6:00
東京商工リサーチ(TSR)は、上場企業とその子会社が公表した「個人情報の漏えい・紛失事故」を集計した。2026年は10月5日時点で、大規模な事故が相次いでいる。
関連記事
2026年の個人情報漏えいが過去最悪ペース、大規模事故も頻発
2026年に公表された100万件以上の個人情報漏えい・紛失事故は、10月5日時点で10件に達し、2025年の年間6件を上回った。そのうち1,000万件以上の事故は3件となり、2012~2025年の14年間に発生した件数とすでに同数となった。
2026年の事例で件数が最も多いのは、不正アクセスによって1,223万1,954件のメールアドレスが流出したKDDI。次いで、九州電力で1,090万件の情報が紛失・誤廃棄されたほか、「焼肉きんぐ」を運営する物語コーポレーションでは、公式アプリの会員情報約1,080万件が流出した。
さらに、パーク24グループのタイムズモビリティでは、約660万アカウントの情報漏えいが判明した。運転免許証の画像を含む本人確認書類など、極めて秘匿性の高い情報が漏えいした可能性が指摘されており、利用者への影響が懸念される。
なお、2012~2025年に発生した事故では、2014年のベネッセホールディングスによる約3,504万件が過去最大だった。2026年に公表された大規模事故のうち5件が、漏えい・紛失件数の歴代ワースト10に入っており、事態の深刻さが浮き彫りとなった。
調査概要
- 【集計対象】上場企業とその子会社が公表した個人情報の漏えい・紛失事故(漏えい・紛失件数には「可能性がある」事例を含む)
- 【集計期間】2012年以降。2026年の事例は10月5日時点
- この記事のキーワード
