ネット上の気になる評判を解析、C2cubeと日立情報システムズ「C2cube Appliance」を発売

C2cubeと日立情報システムズは3月13日、C2cubeが開発した日本語解析エンジン「ConciergeCube（コンシェルジュキューブ）」を搭載したアプライアンスサーバー「C2cube Appliance」の販売で協業し、同日よりその販売を開始した。

消費者が購買の参考にする情報として、ブログやSNS、レビューサイトなどのクチコミ情報が大きな要因となっている昨今、インターネット上の評判や噂を的確に理解することは、今後の企業活動にとって重要な要素である。

C2cube Applianceは、従来、高精度の解析が困難だった口語調の日本語テキストを、C2cubeが独自に開発した機能素解析アルゴリズムを駆使した自然語認識エンジン、ConciergeCubeを搭載することにより、高精度かつ高速に処理（解析・抽出）することを可能にしている。これにより、口語調のルーズな文法の日本語テキストに関しても、従来の日本語解析（形態素解析）と比べ極めて高精度な構文解析を実現できる。

具体的には、C2cube Applianceを使うことで、SNS・クチコミサイト・BBSなどのコミュニティへの書き込み、アバターサービスなどのチャット会話文、アンケート自由回答文、コールセンターの会話ログ、問い合わせメール、企業内ブログ／企業内SNSへの書き込みなどに蓄積される日本語テキストの解析が可能だ。

なお、初回出荷バージョンには、C2cubeのクチコミ好感度計算サイト「BuzzTunes」で公開中のクチコミ好感度「BuzzRank」を表示する「BuzzRankモジュール」をオプションで搭載する。これにより、SNSやクチコミサイトの運用者は、ユーザーが書き込んでいる情報をもとに、さまざまなキーワードに関するクチコミ好感度“BuzzRank”を計算したり、“BuzzRank”に従ってランキングを作成したりすることが可能になる。

C2cube
http://www.c2cube.com

日立情報システムズ
http://www.hitachijoho.com