“SEOは死んだ”……一部のSEO業者にとっては など10記事(海外&国内SEO情報)

グーグルが標準ですべてのユーザーにパーソナライズド検索を適用するようになった影響は?
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日本語で読めるSEO/SEM情報

  • “SEOは死んだ”……
    一部のSEO業者にとっては

    (SEOモード)

    グーグルは、Googleアカウントにログインしていないユーザーにも、つまり原則としてすべての検索ユーザーに標準で「パーソナライズ検索」を適用することをアナウンスした。「パーソナライズ検索」がSEOに与える影響について、SEOモード ブログが見解を述べている。

    「パーソナライズ検索」の標準導入で「SEOは死んだ」と叫ぶ人もいるようだが、果たしてそうだろうか?

    確かに「SEOは死んだ」かもしれない。しかし、それは「ランキングを上げる」という意味でのSEOの話だ。順位至上主義ではない、本来SEOが意図していた「検索エンジンを通じて、自社のビジネスに合った見込み客と効率よく出会う」という意味のSEOは、まだまだ死なない。

  • “text-indent: -9999px”による隠しテキストはSEOスパムです……場合によっては
    (Googleウェブマスター向け公式ブログ)

    CSSのtext-indentプロパティの設定を利用し、テキストを画面表示の外に飛ばして、代わりに画像を見せるというテクニックがある。画像置き換えの一種だ。検索エンジンのロボットには理解できるテキストを見せつつ、人間のユーザーには見栄えのよい画像を見せることが目的である。しかし、悪用してロボットと人間に異なるコンテンツを提供することもできる。

    このテクニックによってペナルティを受けたサイトも多数報告されている。しかし、まったく問題なく利用しているサイトもある。どこからがアウトなのかボーダーラインははっきりしないし、そもそも容認されるのかも明確ではない。

    グーグル日本が、ウェブマスター向けブログで指針を説明した。グーグルが記録に残る形でこの種の画像置き換えに関して公式に見解を示したのは、筆者の知る限りでは海外のソースも含めて、初めてである。

  • URLの使い回しで、10年以上 上位表示を維持するサイト
    (japan.internet.com)

    10年以上にわたって、Yahoo!検索の「大学」というキーワードで上位表示を維持し続けているサイトが存在する。どんなSEOを施策しているのか気になるが、実はまったくSEOらしきことは行っていない。titleタグに、キーワードの「大学」の文字すら入っていないのだ。それでも、上位に位置し続ける大きな理由が2つあるそうだ。1つは「継続した有益な情報の提供」、そしてもう1つは「同じURLを使い続ける」ことである。検索エンジンに対する評価の蓄積ができるためらしい。

    余談だが、11月に開催されたPubConという検索マーケティングのカンファレンスでも、あるセッションでスピーカの1人が、定期的にコンテンツが変わるページはURLを使い回した方がいいと発言していた。

  • Googleを使ったあなたの知らないキーワードリサーチ方法×3
    (グーグル アドワーズ ラボ)

    グーグル アドワーズ ラボが、あまり知られていないキーワードの発掘方法を3つ解説した。PPCはもちろんのこと、SEOのキーワード選定においてもおおいに役立つ手法だ。

  • 画像や写真が逆効果になる場合もある
    (ユーザービリティ実践メモ)

    サイトを閲覧するユーザーは、目につくものを拾い読みする傾向が強いもの。したがって、アイキャッチとなる画像や写真は非常に重要な要素となる。

    写真・画像の具体的な情報は、あなたが思っている以上位にユーザーに与える影響が大きいようで、安易に使った画像が逆効果となる場合もあるようだ。こちらの記事で、具体例を見ながら確認していただきたい。

  • ヤフー日本が、グーグル検索で乗っとられた!
    (グーグル ウェブ検索 ヘルプフォーラム)

    先週末、グーグルで奇妙な検索結果が目撃された。ヤフーのURLである「yahoo.co.jp」で検索すると、「www.yahoo.co.jp」ではなく「www.twakuwakuland.info」というドメイン名のサイトが、1位に表示されるのだ。

    アクセスすると、コンテンツはヤフーのホームページとまったく同じ。HTMLのソースもほぼ同じ。twakuwakuland.infoはヤフーの管理ドメイン名ではないのだが、DNSの設定によって、www.twakuwakuland.infoにアクセスすると、本物のヤフーのウェブサーバーのIPアドレスを参照させているようだった。翌日の午後には問題は解消されたが、いったい何を企んでいたのだろうか。そして、なぜ検索結果の上位にこのサイトが表示されたのだろうか。謎は深まるばかりだ。

海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップ
・バックリンクにはドメイン名の分散が重要
・rel="follow"で、rel="nofollow"を打ち消せるか
・BingではFlashサイトは禁止
・米ヤフーが、通常検索結果にTwitterを統合

海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップ

  • バックリンクにはドメイン名の分散が重要
    (SEOmoz)

    SEOmozのランド・フィッシュキン氏によるSEOビデオレクチャーを紹介する。Web担のSEOmozコーナーでは取り上げられないシリーズなので、こちらでピックアップしよう。このビデオでランド・フィッシュキン氏は、「ドメイン名の多様性」の重要性を説いている。

    同じドメイン名から何本もリンクをもらうよりも、多数のドメイン名から分散してリンクをもらうほうが評価が高まるそうだ。

    左も右も、どちらも受けているリンクは5本だが、リンク元ドメイン名の数が異なる。リンク元ドメイン名が分散している右の方が評価が高くなる。

    また、リンクが張られる先のページも分散し、リンク元のドメイン名内でもページが分散している方が好ましいとこのと。

    リンクをもらうページが分散し、かつリンク元のページもバラけていた方が評価される

    なお外部リンクのリンク元ドメイン名の数は、SEOmozのLinkscapeというツールで調べることができる。ライバルサイトよりも、多くのドメイン名からリンクを獲得したいものだ。

  • rel="follow"で、rel="nofollow"を打ち消せるか
    (Google Webmaster Central Help Forum)

    リンクにrel="nofollow"属性を付けると、そのリンクからPageRankを渡さなくなる。Web担の読者なら説明不要だろう。それでは、次のように記述したらどうなるだろうか。

    <a rel="follow" href="http://www.example.com/" rel="nofollow">サンプル</a>

    rel="nofollow"の前にrel="follow"という属性を付けている。「辿るな」ではなく「辿れ」である。

    Google Webmaster Centralのヘルプフォーラムに投稿されたこの質問に、グーグルのマット・カッツ氏が回答した。

    rel="nofollow"が優先するよ。そうしないと、スパマーが悪用するからね。

    そもそも、rel="nofollow"はrel="follow"の否定ではない。だから、検索エンジンはrel="follow"などという属性値は使われると想定していないはずである。meta robotsタグには、follow/nofollowの両方の値があるが、rel="nofollow"はそれとはまた別である。

  • BingではFlashサイトは禁止
    (Bing Community Webmaster Forum)

    グーグルは、Flashをインデックスできるようになってきているが、まだまだ問題点も多い。SEOを考慮するなら文字を中心としたサイト構成が原則である。では、ヤフーとの検索事業の提携に合意し、近い将来第2の検索エンジンになるBingはどうだろうか。

    Bingのウェブマスター向けフォーラムで管理者のブレット・ヤント氏が次のようなコメントを残した。

    私たちは、Flashをインデックスできない。インデックスさせたいなら、サイト全体をFlashにすることは避けるべきだ。

    Bingでは、今のところFlashサイトは完全にNGのようだ。

  • 米ヤフーが、通常検索結果にTwitterを統合
    (Yahoo! Search Blog)

    グーグルがリアルタイム検索を導入し、通常の検索結果にTwitterのツイートを挿入するようになったことを、先週の記事でお伝えした。少し遅れて、米ヤフーも同じように通常の検索結果にツイートを組み込むようになった。

    グーグルは検索結果が動くほどの「リアルタイム性」が特徴だったが、ヤフーは数時間前のツイートも表示される。即時性よりも関連性を重視しているためだそうだ。

この記事の筆者

鈴木 謙一(すずき けんいち)

「海外SEO情報ブログ」の運営者。株式会社Faber Companyの取締役Search Advocate(サーチ・アドボケイト)。

海外SEO情報ブログは、SEOに特化した日本ではもっとも有名なSEO系ブログの1つ。米国発の最新のSEO情報を中心に、コンバージョン率アップやユーザーエクスペリエンス最適化のための施策も取り上げている。

正しいSEOをウェブ担当者に習得してもらうために、ブログでの情報発信に加えて所属先のFaber Companyでは、セミナー講師や講演スピーカーを主たる役割にしている。

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