Facebookのシェア投稿に「作成:筆者名」を表示するmetaタグの設定方法

せっかくのシェアですから、筆者名もちゃんとFacebook上で表示されるようにしてみましょう
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今日は、WebコンテンツがFacebookでシェアされたときに「作成: 安田英久」のように、そのコンテンツの筆者名を表示するための、metaタグの設定方法を解説します。意外と簡単なので、やってみてください。

最近、Web担のコンテンツFacebookでシェアすると、次のような表示になるように修正しました。

下側に「作成:」として記事の筆者名が表示されているのにお気づきでしょうか。

そんなに強い表示ではありませんが、コンテンツは筆者さんの価値ある知見や経験がまとめられたもの。やはり、だれが書いたコンテンツなのかをちゃんと見てほしいですよね。

この筆者名表示は、標準的なOGPのマークアップをしていると出ないのですが、実は出すのは簡単です。次のように、meta authorタグで筆者名を入れるだけです。

<meta name="author" content="安田英久">

簡単ですよね! CMSで管理しているなら、各コンテンツの出力時にシステムに登録されているそれぞれのコンテンツの筆者名を自動で入れるのも簡単です(ただし、CGMでは筆者名をちゃんとエスケープして出さないとXSSぜい弱性につながるのでご注意を)。

ただし、これをやるとFacebook Debuggerで次のような注意が表示されます。

これは何かというと、OGPの情報は「meta property="~"」で設定するのに、このタグは標準的な「meta name="~"」で指定しているので無視しますよ、というメッセージです。

結論としては気にしないでください。

実は、OGPのarticleタイプのオブジェクトにはarticle:authorやarticle:publisherというものも定義されているのですが、これはFacebookのURLを指定するものであり、文字列で名前を入れるものではないんですよね。

私も最初は「あれ? meta property="author"でやればいいのかな?」と思って試してみたのですが、上記のようにmeta name="author"でやらないと氏名表示は出ませんでした。

今日はかなり短い、ちょっとしたTIPSの記事ですが、たまにはこういうのもいいですよね?

この記事の筆者

安田 英久(やすだ・ひでひさ)

株式会社インプレス
Web担当者Forum 編集統括(初代編集長)

プログラミングやサーバー、データベースなどの技術系翻訳書や雑誌『インターネットマガジン』などの編集や出版営業を経て、Webサイト 「Web担当者Forum」初代編集長。ビジネスにおけるWebサイトの企画・構築・運用と、オンラインマーケティングの2軸をテーマにメディアを展開いる。現在は編集統括として媒体に携わる。

個人としては、技術とマーケティングの融合によるインターネットのビジネス活用の新しい姿と、ブログ/CGM時代におけるメディアのあるべき姿を模索し続けている。趣味は素人プログラミングと上方落語と南インドカレー。

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