有効期限が1年未満のドメイン名はスパム扱いされる……!? など10+2記事(海外&国内SEO情報)
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- 有効期限が1年未満のドメイン名はスパム扱いされる……わけがない!
悪徳ドメイン名登録業者のデマ (Google Webmaster Help Channel on YouTube)ドメイン名登録の残りの有効期間はSEOの要因になっているのか?
有効期間が残り1年未満のドメイン名はスパムサイトとしてみなされると言われたのだが、これは本当なのか?
上のような質問にグーグルのマット・カッツ氏がYouTubeビデオで回答した。
確かにグーグルは、ドメイン名の運用歴やドメイン名の登録期間など、時間の情報を利用して検索品質を高める特許を取得している。だけど、有効期限が1年以下のドメイン名をスパム扱いすることはない。なぜなら、そうしてしまったら、大量のドメイン名が当てはまってしまうからだ。そうすることは、明らかに間違っている。グーグルは、ドメイン名を3年契約しないからといってスパム扱いすることはない。
特許を申請するときはあらゆる実装を記述するようにしているが、特定の理論が検索品質やランキングのために使われているとは限らないことに注意してほしい。
僕はたまたま2~3年ごとにドメイン名を更新しているけれど、それは主に利便性を考えてことだ。mattcutts.comや他の重要なドメイン名を失いたくないからね。
ドメイン名の有効期限なんて、ぜんぜん気にすることはない。「10年契約してランキングを一気に上昇させよう」と煽るドメイン名登録事業者を少なくとも数社知っているが、そんなことができるはずがない。
複数年契約するのが便利ならば、そうすればいい。でも残り1年未満だからといってランキングが落ちることはないよ。特許に書かれているからと言って、必ずしも検索エンジンで使われているわけじゃない。
「ドメイン名登録期間を長期契約しているとサイトの評価が上がる」というのも、なかなかなくならないSEO都市伝説の1つだ。長く使われているドメイン名の評価が高い場合があっても、相関関係と因果関係を混同してはいけないのだ。
日本語で読めるSEO/SEM情報
- 顧客からの◯◯を有益なコンテンツに変える
意外に見落としがち (Web in the morning)検索エンジンは有益なコンテンツを評価するというが、「有益なコンテンツを作るのは難しい」と思い込んでいるWeb担当者にとってヒントになる記事だ。
見込客やすでに顧客になっているユーザーからの質問に対する回答をコンテンツにするのだ。ユーザーは疑問や悩みを解決するために検索することが多いから、それに答えるのは有益なコンテンツになるはずだ。またよくある質問をコンテンツとして準備しておけば、1つ1つ問い合わせに答えるという労力も減るというメリットもある。
ちなみにコンテンツにできるほどの十分な量の質問がないときは、Q&Aサイトで調べてユーザーが抱きがちな疑問を調査するという方法が使える。
- ヤフーで通用してもグーグルではNGなSEO
小手先はもう卒業 (お薦めのSEO)ヤフーの上位表示に効果のあった過剰なSEO、たとえば<h1>タグの中で<strong>タグを使うような施策はグーグルでは通用しないと指摘した記事(文法的には間違っていないが、タグに与えられた意味から考えると冗長だと言える)。
具体的なデータを載せていないので真偽の確認はとれないが、昔のヤフーで通用した裏技的な小手先のテクニックがグーグルでは通用しないのは、確かにそのとおりだ。
ヤフーがグーグルに切り替わって以降アクセスが極端に減少しているウェブ担当者は、ヤフーを操作するようなSEOをしていなかったかチェックしてみてほしい。グーグルのウェブマスター向けガイドラインも入念に読んでおくといい。
- ヤフーの検索結果が迷走中? さらなる独自の味付けを試している?
ダンスは続く? (サクラサクのSEOブログ)1週間ほど前から、ヤフーの検索結果に不可思議な現象が発生している。同じキーワードなのに、検索するたびに異なる結果を返すのだ。間隔をおかずに連続して検索しても同様の現象が起こる。
詳しい状況をサクラサクブログさんがまとめている。ヤフーに検索データを供給しているグーグルではこのような現象は見られないとのことだ。
データの受け渡しに関する一時的な不具合なのか、それともヤフーが“独自の味付け”を濃くするためのテストを実施しているのか。いずれにせよ、しばらくすれば安定するだろう。これぐらいのことに動揺していては、ヤフーのSEOはできないのだ。
- ユーザーの離脱を防ぐためのヘルプの見せ方
すぐに実践したい (ユーザビリティ実践メモ)ヘルプページの見せ方について2つの注意点をユーザビリティ実践メモさんが解説している。
- 同一ウィンドウでヘルプページに遷移させない
- 「情報量」と「内容の重要性」によって見せ方を変える
2つ目は、さらに3パターンに分かれる。
- ページ内に、疑問文と回答文をすべて露出
- 疑問文をクリックすると、「オーバーレイ」で回答文を表示
- 疑問文をクリックすると、「ポップアップ」で回答文を表示
ヘルプの本来の目的である「困ったユーザーを助ける」ことを突き詰めると、こうして表示方法も進化していくのだ。
- 拡張子を.htmから.htmlに変えるときはどうすればいい?
滅多にないけど (ウェブマスターセントラル 公式ヘルプフォーラム)グーグルウェブマスターセントラルの公式ヘルプフォーラムで、トップページのみ拡張子を変えて index.html ではなく index.htm を表示するにはどうしたらいいかという質問が投稿された。ルートディレクトリには両方のファイルが存在し、もともとはindex.htmlを表示させていたそうだ。
質問者が運用するシステムの変更に伴うものでかなり特殊なケースと言える。したがってWeb担の読者にはあまり参考にならないかもしれない。にもかかわらずピックアップした理由は、完全には一致しないが似たようなケースで知っておくといい設定があるからだ。
たとえば、それまで拡張子を.htmで運用していたサイトを拡張子.htmlで運用することになったとしよう。拡張子といえどURLが変わるので、検索エンジンにとっては別のURLになる。つまり新規のページだ。どうすればいいだろうか?おそらく「301リダイレクトする」と答える読者が多いはずだ。しかし、301リダイレクトが旧URLから新URLへ完全に情報を引き渡すという保証はない。
この場合に最適なのは、見た目の拡張子(ブラウザで見える拡張子)はもとの.htmのままにしておき、内部的に変更後の.htmlに置き換える設定だ。.htaccessに次のように記述する。
RewriteRule ^(.*)\.htm$ /$1.html [L]
こうするとブラウザや検索エンジンは拡張子が.htmのファイルにアクセスしていても(ブラウザのロケーションバーには.htmのURLが表示)、実際には.htmlのファイルが表示される。
・ウェブマスターツールの「サイトへのリンク」に自分のIPアドレスが表示されるバグ
・インスタント検索がショッピング検索にも範囲を拡大
・Bingウェブマスターツールで検索順位やクリック率がわかるように
・“オーファン・ページ”が多いとSEOにマイナスなのか
SEO Japanの掲載記事からピックアップ
・コンテンツ更新が検索ランキングに及ぼす影響
・2011年、SEO事業に新たに参入したい方へのアドバイス。
海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップ
- ウェブマスターツールの「サイトへのリンク」に自分のIPアドレスが表示されるバグ
表示だけ (Google Webmaster Central Help Forum)グーグルウェブマスターツールには、管理サイトに張られたバックリンクを表示する「サイトへのリンク」レポートがある。ここに、リンク元として、ドメイン名ではなくIPアドレスが表示されることがある。
特に問題ないが、このIPアドレスが自分のサイトをホストするサーバーのIPアドレスだった場合はどうなのだろうか? 実質的には内部リンクになるはずなのに、ドメイン名ではなくIPアドレスでリンク元が認識されているため外部リンクとして判断されてしまっていることになる。
実際にこのようなケースが発生し、しかもIPアドレスでアクセスがあった場合はドメイン名にリダイレクトするように設定していても解消しないという事例が英語版のグーグルウェブマスターセントラルの公式ヘルプフォーラムに寄せられた。
グーグル社員のジョン・ミューラー氏によれば、
ウェブマスターツールの表示上のバグであり心配いらないとのことである。もし同じような状況になっていたとしても、無視して大丈夫だ。もっとも、気持ちのいいものではないので早く直してほしいとは思う。
- インスタント検索がショッピング検索にも範囲を拡大
日本は? 日本は? (Google Official Blog)昨年9月に米グーグルで開始した「Google Instant」(日本語名:インスタント検索)が、ショッピング検索にも導入された。検索カテゴリにショッピングを選択すると、検索キーワードを先読みして商品写真付きの検索結果をリアルタイムで更新する。
グーグルによれば、約98%のユーザーがインスタント検索を利用しているとのこと。インスタント検索はユーザーの意思で無効化(オプトアウト)できるが、そうしているユーザーは2%とのことであり、好意的に受け止められていると評価している。インスタント検索は、米国以外にもヨーロッパ・アジア諸国中心に世界各国に展開しているが日本ではいまだに導入されていない。
- Bingウェブマスターツールで検索順位やクリック率がわかるように
進化するねー (Bing Webmaster Center Blog)Bingウェブマスターツールで、Bing検索におけるページごとの表示回数・クリック数・CTR・平均掲載順位・平均クリック順位のデータを取得できるようになった。
グーグルウェブマスターツールでも同様の機能を利用できていた。米国でのBingのシェアは10%を超えるまでに伸び、米国以外の他の国でもヤフーからBingへの移行が進んでいる。グローバルにビジネスを展開しているWeb担当者にとってはBingは無視できない存在だ。BingウェブマスターツールもSEOに利用してみてほしい。
- “オーファン・ページ”が多いとSEOにマイナスなのか
いらないものは捨てる (WebmasterWorld)どこからもリンクされていない孤立したページのことを「オーファン・ページ」と呼ぶことがある(「オーファン(Orphan)」は「孤児」を意味する単語)。イベントやキャンペーンのため、あるいは広告のランディングページのために作った専用ページが、その後、使われなくなり、サイト内のどのページからもリンクが張られていない状態になっていく場合がある。そうなったページがオーファン・ページだ。
そのページが検索エンジンに1度もインデックスされていないならば、SEOにはまったく影響しないだろう。だがインデックスされているページがもしオーファン・ページになったらどうなのだろうか? しかもその数が多かったらスパム扱いされたりペナルティを受けたりする心配はないのだろうか?
WebmasterWorldでフォーラムメンバーたちが返したコメントを見ると、特に害はなさそうだ。とはいえ、用が済んだページで不要になっているなら削除するか、残しておくならrobots.txtでクロールをブロックするかnoindex meta タグでインデックスを拒否するかなどの処置を行ったほうが適切だと思われる。クローリングのためのリソースの無駄な消費になりうるし、ひょっとしたらグーグルが禁止する誘導ページ(Doorway Page)として間違われる危険性が絶対にないとは言い切れない。
SEO Japanの掲載記事からピックアップ
今週はマイクロソフトが申請した検索関連の特許と、SEOを職業にしたい人の志を萎えさせる記事をピックアップ。
- コンテンツ更新が検索ランキングに及ぼす影響
時間のあるときに - 2011年、SEO事業に新たに参入したい方へのアドバイス。
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