PageRankがグレー表示になった場合はどうすればいい? など10記事(海外&国内SEO情報)

ブログで公開できないヤフーの被リンクネタなど
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日本語で読めるSEO/SEM情報

  • GoogleツールバーのPageRankがグレー表示になった場合はどうすればいい?
    (グーグル ウェブマスターセントラル ヘルプフォーラム)

    先日、約4か月ぶりにGoogleツールバーのPageRankのメジャーアップデートが実行された。グーグルウェブマスターセントラルの公式ヘルプフォーラムで、PageRank表示がグレーアウトされ「PageRankの情報を利用できません」となっているサイトの管理者が、理由を求めて質問を投稿した。

    このケースではサイト開設後間もなくのアップデートで、単にデータがなかっただけと思われる。しかし、ツールバーのPageRank表示がグレーになるケースは理由がはっきりしない場合も多い。ペナルティを受けた場合、グーグル側の不具合と思われる場合などさまざまだ。いずれにしても覚えておくべきことは、「ツールバーPageRank(TBPR)は気にしない」、これに尽きるであろう。

  • ブログで公開できないヤフーの被リンクネタ
    (株式会社インフォキュービック・ジャパンSEO技術チームのTwitter)

    インフォキュービック・ジャパンが、「ブログには公開したくないヤフーの被リンクの情報」を今週もツイッターで出してくれた。

    グーグルには、1つのページに同じURLを指し示すリンクが複数存在した場合、最初のリンクのアンカーテキストだけが評価対象になるという現象が確認されている(詳しくは、SEOmozの翻訳記事を参照)。しかし、ヤフーでの取り扱いは異なるようだ。

  • サテライトサイトの2つの目的
    (SEOもっと!)

    「サテライトサイト」と聞くと、メインとなるサイトに被リンクを供給してランキングを上げるための、自作自演サイトのことだと考えられがちである。しかしサテライトサイトにおいては、ユーザーがリンクをクリックすることによる直接のアクセスを供給する目的も同じくらい重要であると、この記事では説いている。本体サイトとテーマ別サテライトサイトの使い分け方の具体例も載っているので、リンク供給・アクセス供給の両方の目的を達成するサテライト作りの参考にしてほしい。

  • titleタグに使う区切り線は、全角? 半角?
    (アルファSEO)

    titleタグで、言葉の区切りには「|(パイプ)」や「-(ダッシュ、ハイフン)」などがよく使われる。しかし、日本語環境で悩むのが、「全角にするか半角にするか」である。結論としては「半角」を選んだほうがよいようだ。

    大きな理由の1つが、ヤフーの検索結果では、全角で記述していても半角に変換されてしまうこと。たとえば、「|」を全角で記述していると前後に空きができて見やすいのだが、検索結果で半角に変換されると、「|」の左右がくっついてしまい読みにくくなる。ヤフーの検索結果ページで自分のページタイトルが見づらくなっていないか、一度確かめてみたほうがよさそうだ。

  • SEOを最短距離で学ぶ方法
    (ツイッター)

    Web担でもおなじみの渡辺隆広氏のツイートである。

    こういったジャンルのサイトは、ありとあらゆる手段を使って上位表示を狙うのが常だから、上位表示のコツやスパム判定のラインが否が応でもわかってくるのだろう。

海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップ
・友だちのサイトにリンクしたらリンク販売と間違われるのか
・過剰なアンカーテキストはペナルティを招く
・HTTPSでの暗号化はインデックスに不利?
・Google Analyticsで複合キーワードをフィルタする設定
・Bingのインデックス促進には高いサイトランクが必要

海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップ

  • 友だちのサイトにリンクしたらリンク販売と間違われるのか
    (YouTube Google Webmaster Channel)

    自分のサイトのジャンルとはまったく関連性がないのだが、仲のいい知人のサイトへリンクを張ったら、それは有料リンクだとみなされてしまうのではないかと心配するウェブ担当者に、グーグルのマット・カッツ氏がビデオで回答した。

    まず、そういったケースは完全に安全だよ。本当のことを正直に公開すればいいんだ。ウェブのあちこちからリンクを張っているわけじゃなくて、あるサイトからあるサイトへ、1本リンクを張っているだけだよね。なぜリンク先のサイトが好きなのか、3、4行でいいから理由を書けばもっといいよね。これは有料リンクじゃなくて、自発的なリンクだと書くことだってできるよ。ユーザーにとって良い情報になるなら、何も心配することはないさ。
  • 過剰なアンカーテキストはペナルティを招く
    (WebmasterWorld)

    検索エンジンがスパムサイトに与えるペナルティといえば、検索結果にページが表示されなくなったり、順位が大幅に落ちたりすることをイメージするだろう。しかし、フォーラム管理者のtedsterによれば、特定のキーワードにおいてだけペナルティを受ける場合もあるそうだ。たいていの場合は、被リンクのアンカーテキストにそのキーワードが過剰な割合で出現することが原因らしい。また、内部リンクでも同様のペナルティが起こりうるとのこと。自作自演のリンクビルディングを実行しているからこそ、このようなペナルティに遭うのだろう。

  • HTTPSでの暗号化はインデックスに不利?
    (High Rankings Forum)

    第三者によるデータの盗聴や改ざんを防ぐための暗号化通信として、HTTPS通信が使われる。その場合に使われる「https://」で始まるURLはインデックスされにくいという認識があるようだが、それは正しくないようだ。検索エンジンは、標準のhttpだろうが、暗号化通信のhttpsだろうが同じようにインデックスする。

    ただしhttpsの場合は、暗号化・復号などの処理でサーバーの負荷がかかるので、検索エンジンのロボットに対するレスポンスが遅くなったりして、クローリングに支障をきたす可能性はあるとのこと。

  • Google Analyticsで複合キーワードをフィルタする設定
    (twitpic)

    Google Analyticsのツイッター公式アカウントが、複数キーワードのアクセスをフィルタするアドバンスセグメントの設定をツイートした。

    上のキャプチャのように設定すると、「2つのスペースがあり」かつ「3つ以上のスペースがない」というフィルタになる。すなわち「2つのスペースがあるキーワードだけの検索」、言い換えると「3語のキーワードの検索」ということになる。応用すれば、4語、5語とキーワードの数を増やすこともできる。

    ちなみに、示されている例よりも、「正規表現一致」に「([\s ]).+([\s ])」、「正規表現に一致しない」に「([\s ]).+([\s ]+).+([\s ])」のほうが正確にとれる。

  • Bingのインデックス促進には高いサイトランクが必要
    (Bing Webmaster Forums)

    Bingウェブマスター向けフォーラムの管理者、ブレット・ヤント氏によれば、Bingでサイトの全ページがなかなかインデックスされない理由には、クローリングしづらい構造、コードのエラー、新しいサイト、スパムっぽさなどが挙げられるが、いちばんは「サイトランク(Site Rank)」が低すぎることだそうだ。

    サイトランクを高めるには多くの要因があるらしいが、関連性のあるハイクオリティなリンクを集め、ユニークなコンテンツを提供することがもっとも効果的だとのこと。

この記事の筆者

鈴木 謙一(すずき けんいち)

「海外SEO情報ブログ」の運営者。株式会社Faber Companyの取締役Search Advocate(サーチ・アドボケイト)。

海外SEO情報ブログは、SEOに特化した日本ではもっとも有名なSEO系ブログの1つ。米国発の最新のSEO情報を中心に、コンバージョン率アップやユーザーエクスペリエンス最適化のための施策も取り上げている。

正しいSEOをウェブ担当者に習得してもらうために、ブログでの情報発信に加えて所属先のFaber Companyでは、セミナー講師や講演スピーカーを主たる役割にしている。

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