VTuberの事務所、最も認知されているのは「にじさんじ」！ 僅差で「ホロライブ」の2強【矢野経研調べ】

矢野経済研究所は、「VTuberファンの実態」に関する調査結果を発表した。インターネット・SNSの利用状況、VTuber関連動画の視聴頻度・時間など、VTuber事務所/プロジェクトの認知度や推し活状況、出費などについて、「VTuberに興味がある」とした15～39歳男女894人が回答している。

「VTuber」（ブイチューバー、バーチャルユーチューバー）とは、2Dまたは3Dの架空キャラクターを使ってYouTube配信などを行っているキャラを指す。一般には「キズナ アイ」や「輝夜月（かぐや るな）」「ミライ アカリ」などが有名だ。

VTuber関連動画、ファンは週1時間以上視聴する人が過半数

まず「VTuber関連動画（ライブ配信、アーカイブ、切り抜き・編集動画等）を週に何時間程度視聴しているか」を聞くと、「1時間未満」34.1%が最多だが、「1～3時間未満」26.9%、「3～7時間未満」14.9%、「7時間以上」15.1%と、多くのファンが週に数時間をVTuber関連動画の視聴に費やしていることが判明した。「1時間以上」の合計は、56.9%に達している。「3時間以上」でも30.0%だ。

次に、VTuber事務所/プロジェクトについて認知を確認した（主要11事務所/プロジェクトから選択）。その結果「にじさんじ」89.6%と「ホロライブ」86.9%の認知が特に高かった。キズナ アイが所属する「Kizuna AI」は58.4%、以下「ぶいすぽっ！」54.0%、「あおぎり高校」51.3%が続いた。

調査概要

• 【調査対象】「VTuberに興味がある」と回答した日本国内に居住する15～39歳の男女
• 【調査方法】インターネットモニターを対象とした消費者アンケート調査
• 【調査時期】2022年12月
• 【有効回答数】894人（男性442名、女性452名）