Yahoo!カテゴリ登録に5万円の価値はあるのか など10+2記事(海外&国内SEO情報)

海外情報ではプレイス検索関連の話題を2つピックアップしている
よろしければこちらもご覧ください


  • Yahoo!カテゴリ登録に5万円の価値はあるのか
    (WEB in the morning)

    Yahoo!カテゴリ(ビジネスエクスプレス)に登録する価値があるかどうかに対する、ブログ記事を通してのディスカッションを紹介しよう。WEB in the morningさんは次のように目安を定めているそうだ。

    月の売上100万円以上で1年以上続く事が前提の事業なら、登録する価値あり

    金銭的価値観は人それぞれであるが、ムダではないと感じるなら登録する方がいいだろうと筆者は思う。少なくともYahoo!カテゴリに登録することがマイナスになることは考えられないからだ。とはいえ審査に1回で通過するように入念に準備しておかないと無駄遣いになる。

日本語で読めるSEO/SEM情報

  • GoogleはDMOZ登録サイトを優遇していない
    (SEMリサーチ)

    DMOZに登録したサイトはグーグルディレクトリにも登録されグーグル検索に有利らしいという記事を先週のこのコーナーでピックアップした。

    しかし、Web担でおなじみの渡辺隆広氏が、

    ODPに掲載することは、「ディレクトリサイトに自分のサイトを掲載する」というSEOの王道的な、1つの外部リンク構築の方法として行ってもらうことは全く問題ない。

    として一般的なディレクトリ登録としての価値は認めつつも、

    しかし、Google が"特別な評価"をするかと言われれば、それは「NO」であることを改めて理解しておこう。

    として、DMOZからのリンクは、決して特別視されるものではないとしている。さらに、

    個人的には ODP への掲載手続きはお勧めしていない。もはやODPは重要なディレクトリとは呼べない。

    とのコメントも。参考にしてほしい。

  • Google Analyticsの「開始閲覧ページ」が消えた
    (アクセス解析Q&Aフォーラム)

    Google Analyticsでは、ユーザーが最初に訪問したページを「開始閲覧ページ」としてレポートしていた。しかし、しばらく前にこのレポートの呼び名が「上位リンク先ページ」と変わっている。

    今まであったレポートがなくなってしまい混乱しているユーザーもいるようだが、実際にはそのレポートを表示するためのメニューの表記が変わっただけ。筆者も、月次レポートで「開始閲覧ページ」を記録していたクライアントさんからメニューから消えてしまったと質問を受けた体験がある。個人的には元の「開始閲覧ページ」のほうが意味が分かりやすかったように思う。

    Google Analyticsでは、この他にもレポートの名称が変わっていたり、ページによって表記が違っていたりして一瞬悩むことがある。たとえば、「アドバンスセグメント」は管理ページにいくと「詳細セグメント」という名前も用いられている。

    利用者が首をかしげないように、日本語訳をしっかりとしていただけるとありがたいものだ。

  • ヤフー!ケータイ検索エンジン攻略法
    (japan.internet.com)

    SoftBankの携帯電話端末には、SoftBankユーザーしか利用できない「Yahoo!ケータイ検索エンジン」という検索サービスがあり、SoftBankガラケーユーザーの間では利用率が高いと推測される。

    こちらの記事では、そのYahoo!ケータイのクローラーの動きやSEO施策を解説している。モバイルサイトを運営するウェブ担当者にとって参考になるかもしれない。

  • ドメイン名がIPアドレスに置き換わってしまったときの対処法
    (グーグル ウェブマスター セントラル 公式ヘルプフォーラム)

    検索エンジンの検索結果画面で、ページへのリンクがドメイン名でではなくIPアドレスで示されてしまうケースが稀にある。何らかの理由によりIPアドレスでインデックスされてしまうことに起因するようだが、ドメイン名でのURLとの間で重複URL問題が発生する可能性があるし、そもそも検索ユーザーにとってわかりにくい。

    普通に運用していれば起こることはそうそうないが、もしIPアドレスでインデックスされてしまったら、301リダイレクトで正規化するのがもっとも適切な対処方法だろう。

    ウェブサーバーにApacheを利用しているときは、ルートディレクトリの.htaccessで、以下のように記述する。

    RewriteEngine on
    RewriteCond %{HTTP_HOST} ^192.168.0.1$
    RewriteRule ^(.*)$ http://www.example.com/$1 [R=301,L]

    ※2行目の「192.168.0.1」の部分は自身のサーバーのIPアドレスに、「www.example.com」の部分は自身のドメイン名に置き換えること。

海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップ
・【最新版】世界地図で見たグーグルのシェア
・プレイス検索の上位表示要因を2つ発見
・プレイス検索がSERPに出現する5パターンの表示方法
・URLに「,」(カンマ)を使っても大丈夫なのか
・Bingウェブマスターツールにバックリンクレポートが登場
SEO Japanの掲載記事からピックアップ
・Googleが重複コンテンツを見破るアルゴリズムとは?
・ウェブ屋が知っておくべき5つのレスポンスコード

海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップ

  • 【最新版】世界地図で見たグーグルのシェア
    (State of Search)

    以前に世界の国々でのグーグルのシェアを世界地図で表したイメージのインフォグラフィックを紹介したことがある。その最新版ができあがっている。

    スロバキアの99.07%を筆頭に、ヨーロッパ諸国でのグーグルの強さは揺るぎないようだ。

    なおこのインフォグラフィックは、グーグルマップを使って作られた「世界の検索エンジンシェア」の情報を基に作成されたとのことである。こちらの作品も、独創的で質が高い。リンクを集めるための有益なコンテンツとして参考になりそうだ。

  • プレイス検索の上位表示要因を2つ発見
    (OrangeSoda Blog)

    グーグルは、ウェブ検索の結果にローカル結果を組み込んで表示するプレイス検索を1か月半ほど前から導入している。プレイス検索では、従来の地図を挿入するユニバーサル検索とはローカル結果のアルゴリズムも変わったと見られている。

    プレイス検索の導入以降、自分の管理サイトの順位が予期せず上がったサイト管理者が、プレイス検索の上位表示には以下の2つの要因が深く関わっているようだとしている。

    • 物理的な場所。検索キーワードに含まれている地域・場所に実際に存在していること。
    • ウェブサイトとGoogleプレイスで一致した連絡先情報(住所や電話番号)を用いていること。

    前々回取り上げたグーグルが公開したローカル検索の3大要因、「関連性」「有名度」「距離」とともに、ローカル検索の最適化に参考にしてほしい。

  • プレイス検索がSERPに出現する5パターンの表示方法
    (Small Business Search Marketing)

    新しく導入されたグーグルのプレイス検索には、さまざまな表示形態がある。グーグルによると、ユーザーの検索が場所に関連するものかどうかの判断の度合いによってどの表示にするか変えているとのこと。

    プレイス検索結果の代表的なパターンを紹介する。

    1. 写真付きのローカル結果が通常のウェブ検索に差し込まれるパターン。最大で7つ
    2. 写真が付かないローカル結果が通常のウェブ検索に差し込まれるパターン。最大で7つ
    3. 2行だけのローカル結果がまとめて表示されるパターン。最大で7つ。検索結果ページの中ほどに差し込まれることもある
    4. 特定の建物や店舗、施設が単独で表示されるパターン。「ワンボックス(One Box)」と呼ばれる。以前から存在する
    5. ワンボックスがプレイス検索としてウェブ検索に統合されたパターン
  • URLに「,」(カンマ)を使っても大丈夫なのか
    (WebmasterWorld)

    URL内に「,」(カンマ)を使うことについて、WebmasterWorldでディスカッションが行われた。結論を言うと、特に問題はないようだ。すでにURLに「,」が入っていて不具合が発生していないならば、そのままでよい。

    ただし問題が発生する可能性がまったくないとも言い切れないようだ。単語を分割するセパレータとして使用するなら、「-」(ハイフン)がもっとも安全である。「_」(アンダースコア)も単語を分ける文字として扱われるが、ハイフンのほうがお勧めだ。

  • Bingウェブマスターツールにバックリンクレポートが登場
    (Search Engine Land)

    Bingはサイト管理者向けツール、Bingウェブマスターツールにバックリンクのレポート機能を追加した。10月に米ニューヨークで開催されたSESというカンファレンスでは「Link Explorer」という名前で発表していたが、特に名前は付けられていない。それどころかバックリンクレポートツールの場所がわかりづらい。ページ上部の[Index]タブ ⇒ 左ナビゲーションの[Links]メニューからアクセスできる。

    レポートの主な特徴は次の3つだ。

    • 過去3週間にわたるバックリンク数の推移
    • 個々のページへのバックリンク
    • リンクのアンカーテキスト

    Bingウェブマスターツールでは、Googleウェブマスターツールと同様に管理サイトのバックリンク情報しか入手できない。Googleウェブマスターツールに出ている被リンク数のデータと比べると、Bingウェブマスターツールのリンク数はかなり少ないようだ。また、ごくわずかだが、多数のサブドメインで運用されているサイトで、Bingがうまくサブドメインからのリンクを除外できていないと思われるデータもあったとのことだ。

SEO Japanの掲載記事からピックアップ

今週は、グーグルが重複コンテンツを判断するアルゴリズムに関する特許とHTTPステータスコードの記事をピックアップ。

この記事の筆者

鈴木 謙一(すずき けんいち)

「海外SEO情報ブログ」の運営者。株式会社Faber Companyの取締役Search Advocate(サーチ・アドボケイト)。

海外SEO情報ブログは、SEOに特化した日本ではもっとも有名なSEO系ブログの1つ。米国発の最新のSEO情報を中心に、コンバージョン率アップやユーザーエクスペリエンス最適化のための施策も取り上げている。

正しいSEOをウェブ担当者に習得してもらうために、ブログでの情報発信に加えて所属先のFaber Companyでは、セミナー講師や講演スピーカーを主たる役割にしている。

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