リスティングを人工知能が自動入札 「スリー」が大幅刷新で小予算にも対応

ロックオンのリスティング広告運用サービス、「クリック最大化ロジック」を追加
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国産リスティング広告運用プラットフォーム「THREe」(スリー)を、ロックオンが3月1日に大幅リニューアルした。

「THREe」(スリー)は、人工知能が最適な入札を自動で行ってくれるリスティング広告自動入札システム「ヒト型ポートフォリオ」をメイン機能としている。今回、同機能を刷新し、少予算アカウントに特化したリスティング運用にも対応した。

「ヒト型ポートフォリオ」の活用イメージ

「ヒト型ポートフォリオ」で設定できるKPI
  1. クリック最大化ロジック(新登場)
  2. コンバージョン最大化ロジック
  3. CPA/ROAS最適化ロジック

今回あらたに、“できるだけ低いクリック単価で、できるだけ多くのクリックを獲得する”「クリック最大化ロジック」を追加。これにより、「コンバージョンは少ないが認知が目的」といったリスティング運用やブランディングを意識した運用に対応した。なかなか自動入札機能の恩恵を受けにくかったミドル層以下の広告主でも、少予算での効果最大化が見込めるとのこと。

なお、次のような従来のも利用でき、広告主の規模や要望による使い分けもできる。

  • コンバージョン最大化ロジック ―― CVを獲得した検索クエリをキーワード追加する
  • CPA/ROAS最適化ロジック ―― 目標未達成のキーワードを抑制する

予算管理に必要な設定は「月予算」「日予算」のみで、ポートフォリオが毎朝、残予算から適切な日予算を算出して、効果的なキャンペーンに予算を寄せて配信する。

「Google AdWords」「スポンサードサーチ」「Yahoo!ディスプレイアドネットワーク」のパフォーマンスデータを、単一画面で一括管理することが可能。

利用料金などは要問い合わせ。

管理画面のイメージ

参考リンク

Web担先生と初心者君のやさしいニュース解説

人工知能ってよく聞くようになりましたねー。

おそらく、リスティング広告を管理画面を中心に運用する仕事は、この先、どんどんこうしたシステムに取って代わられるんだろうね。

えー。

そりゃそうだよ。すでに入力しているデータを、システムが提供するデータをもとに調整するだけなら、機械に任せるほうがいいからね。

じゃぁ、リスティングの仕事はぜんぶ機械になるってことですか?

いやいや。人間が考える部分の仕事はしっかり残るじゃないか。

考えるっていうと?

「この商品は、どんなユーザーのニーズや悩みに応えられるのか」「その人はネット上でどんな行動をするのか」「どんなターゲティングを試す価値がありそうか」「どんなメッセージの伝え方をすれば態度変容を引き起こせるのか」……いろいろあるよね。

つまり、お客さんのキモチや行動をイメージして、仮説を考えるってことですね。

だね。そっちのほうが、単に管理画面のデータを調整するだけの仕事よりも面白いだろうしね。

ですねー。

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