スマホから伝統和紙ハガキのお礼状を送れる「ありがとうポスト」、ミロク情報サービスが提供開始

無形文化遺産にも登録された「細川紙」を使用、印刷から発送代行業務まで
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※「はじめてWEB」は2020年10月13日をもってサービスを終了しました。

礼状や挨拶状の印刷郵送代行サービス「ありがとうポスト」を、ミロク情報サービスが1月8日に開始した。

「ありがとうポスト」は、礼状や挨拶状を送りたい人がPC・タブレット・スマートフォンから送りたい相手の情報を入力し、はがきの種類・絵柄・文章などを選ぶだけで、実際にはがきが印刷され、発送されるサービス。

「小川手すき和紙」のはがきが送れるようになっており、その見た目や触り心地に特長があり、“温かみ”“特別感”を演出できるという。

データ入力画面(左)と完成イメージ画面(右)の例

1300年の和紙作りの歴史がある埼玉県比企郡小川町(小川和紙活性化委員会)と提携したことで、ユネスコ無形文化遺産に登録された和紙製造技術で作られた「細川紙」や、同技術を基に作られた「小川手すき和紙」のはがきなどで「こだわりの礼状や挨拶状」を送付可能とした。

小川手すき和紙の作成風景

同社の調査によると、「印象に残った礼状」について約39%の人が「高級和紙はがき」と回答したとしている(同社が「生命保険・証券・自動車などの高額商品を3年以内に購入し、礼状を受け取ったことのある20歳~69歳の男女100名」に対して行った独自のアンケート調査より)。

同社が運営するビジネス情報サイト「bizocean(ビズオーシャン)」から利用でき、初期費用・月額費用は無料。1通あたりの費用は、通常はがきプランが95円(税別)、和紙プランが200円~。料金には、はがき代、印刷代、切手代(日本郵便)、発送代行費用などがすべて含まれる。

さらに、和紙はがきにプロの筆耕士が手書きをするプランも今後提供予定。現在は、はがきのみの取り扱いだが、今後、封書メニューを拡充する予定。

プラン一覧

参考リンク

Web担先生と初心者君のやさしいニュース解説

君は今年、年賀状を何枚ぐらい書いたのかな?

大変だから、ぼくはもうメールで済ませちゃってますね。

そういう人が多い現代だからこそ、実際に手元に届く郵便物で、しかも高級和紙で作られたはがきでメッセージが届くと、受け取った人が「おっ」と思い、その印象に残るんだと思わないかい?

たしかに。インパクトが違いますね。

ネットで宛先を指定すればハガキやカードが届くサービスはすでにけっこうあるけれども、高級和紙のはがきで届くというこのサービスは、なかなか興味深いね。

ですねー。

単に「礼状の送付をネットやスマートフォンで便利にする」だけでなく、その本質的な役割をみつめて、その価値をより高めるためにどうするのが良いかを考えた、良いサービスだと思うよ。

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