ヤフーとローソンが提携 新サイト〈ロッピー〉開設

ローソンとの連携でショッピング事業の活性化を図る
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記者会見のもよう(左から=ヤフー・井上雅博社長、ローソン・新浪剛史社長)

ヤフー(本社東京)は6月9日、ローソン(本社東京)と提携しネットと店舗を連携させた新サービスを行うと発表した。ローソンとの連携でショッピング事業の活性化を図る。ローソンはヤフーが提供する位置情報サービスなどを使い、来店を促進していく。

8月から〈ヤフーショッピング〉で人気の商品を「ナチュラルローソン」で販売する。第1弾として東北産の食品をコンビニ向けに商品化し、売り上げの一部を被災地支援に役立てる。

ローソンは8月に総合ECサイト〈Loppi(ロッピー)〉を新設する。今年5月にローソンの子会社と合併したHMVジャパンの商品を新サイト内で展開するほか、ヤフーショッピングの商品も買えるようにする。

具体的なサイト構成については今後詰める。〈ロッピー〉内で注文を完結させ、注文情報を出店者に通知する仕組みとなる模様。ローソンは売り上げに応じたアフィリエイト報酬を受け取る。掲載されるのは、ヤフーショッピング出店者の商品のみ。ヤフーショッピングの外部連携サイトの商品は掲載されない。ヤフーIDを使ったログインも可能にする。

ヤフーショッピングの出店者に対しては、ローソンの購買履歴などを検証するCRMサービスを提供する。購買者情報を共有することで、ヤフー出店者の売上アップに貢献する。

12月にはスマートフォン向けアプリを配信し、時間と場所を限定した特典などを提供していく。

ヤフーの位置情報サービスでローソン店舗を紹介するサービスは今年6月から順次実施している。

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