ECでも店頭で手に取るようにパッケージをリアル画像で拡大表示 ウエルシアプラス

店頭で商品を手に取って表示が確認できる仕組みをネット上で実現することが目的
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ドラッグストア型の通販サイトを運営するウエルシアプラス(本社埼玉県、和田大作社長)はこのほど、通販サイト上でさまざまな角度から撮影した商品パッケージを拡大できる独自システムを導入した。店頭で商品を手に取って表示が確認できる仕組みをネット上で実現することが目的。6月中旬から試験的に導入し、医薬品から優先してさまざまな商品に広げていく。

左下から選んだ商品写真が左側に表示され、その上にマウスを移動すると、拡大画像が右側に表示される仕組み。

これまでは、商品ページにパッケージの正面画像とテキストによる商品情報を掲載していた。これに画像拡大表示のできるページを追加した。パッケージ画像でマウスのポインターを置いた所が拡大する仕組み。

メーカーのホームページでは、商品情報が要点だけ書かれていることが多い。「商品パッケージにはシップの貼り方のイメージなど、買う時に必要な詳細情報が凝縮されている」(和田社長)と気付き、独自システムを開発した。

拡大用の画像撮影はスマートフォン(スマホ)を活用。商品のバーコードをアンドロイド搭載のスマホで読み取ると、その商品専用のフォルダが生成され、パッケージを撮影した画像ファイルが自動的にフォルダに格納される。サイトへのアップも短時間でできる。

画像拡大表示を始めてしばらくは、画像ファイルの内容を1つ1つ確認して、サイトにアップする必要があった。商品ごとに画像を自動管理するようにシステムを改善してから、作業時間が3分の1以上短縮したという。

現在、医薬品は第3類を中心にネットで販売している。今後、法律やルールが整備されて第2類などの販売を拡大する際、画像拡大表示はさらに必要性が増すと見込んでいる。

・ウエルシア ドットコム
http://www.e-welcia.com/

・拡大画像機能「商品をリアル画像で見る」が設置されているページ例
http://www.e-welcia.com/item/0305_4975979201528_2506.html

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※週刊『日流eコマース』は、2011年6月23日より『日本ネット経済新聞』へとリニューアルしました。

この記事の筆者

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