楽天が24時間室予約できる美容モール「楽天サロン」開設 楽天市場と集客連携

通販サービスとも連携して、顧客の相互誘導やキャンペーンでの利用者拡大を図る。
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楽天は6月25日、全国の美容室が予約できるモール「楽天サロン」を開設した。サイト開設時に全国約400店舗の美容室が出店。美容業界では従来、電話予約が中心だったが、ネットで予約できる仕組みを広げて、ネット予約の業界標準化を目指す。通販サービスとも連携して、顧客の相互誘導やキャンペーンでの利用者拡大を図る。

20歳代から30歳代女性を対象とした美容室を出店者として集めた。トップページや企画ページは楽天が制作し、店舗の紹介ページの制作や予約注文カートの設置などは各出店者が行う。

楽天市場と同じく、各出店者には専用ページを制作するためのシステムが配布され、それをもとにページを作る。美容師を指名した予約や利用するメニューの選択ページも設けられる。物販はできない。

美容業界向けのネットサービスでは初となる事前決済機能を実装しており、ユーザーは予約と同時にクレジットカードを使って来店前に支払いを行うことができる。また、支払いに対して楽天スーパーポイントが付与されるほか、ポイント利用も可能。今後、ポイントキャンペーンなども行っていく予定。

美容室の出店料金は初期費用5万円、月額利用料5万円。あわせて売り上げに応じたシステム手数料がかかる仕組みで、顧客が店舗で支払う場合は売り上げの8%、事前のクレジットカード支払いの場合は10%となる。

同サービスを企画した楽天の沼倉英子氏は「美容室の予約をネットでできればと思っていた。多くの女性に支持されるサービスだと考えている」と話している。

今後、出店者にサイト制作のコツなどを教える「楽天大学」のような講座サービスも提供していく考え。

・楽天サロン
http://salon.rakuten.co.jp/

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