ECパッケージとFeliCaを連携「ecbeing NFC+」、O2O促進で安価にECと実店舗の顧客を一元化

同社のサイト構築システムのオプションとして安価に利用できるようにした。
よろしければこちらもご覧ください

ソフトクリエイトは6月14日、ECサイト構築パッケージ「ecbeing」と非接触ICカード技術「FeliCa」(フェリカ)を連携させた。顧客が会員登録する際に携帯電話やスマートフォンを店頭のフェリカ端末にタッチすると、実店舗の会員情報とECの会員情報を一元管理できる。こうしたシステムは従来、高額なシステム構築費が必要だった。同社のサイト構築システムのオプションとして安価に利用できるようにした。

店頭にフェリカ端末を設置し、携帯電話やスマートフォンをかざしてもらうと、空メールが送られ、案内に応じて会員登録を行うと、ECの会員情報と店頭の会員情報が一元化される。実店舗で購入した商品情報をもとに、ECサイト上でおすすめ商品を提案したり、顧客がよく利用している実店舗のセール情報をメールでお知らせすることなどが可能になる。

実店舗ではスマートフォンが会員カード代わりになり、かざすことで来店ポイントの発行や会員割引が提供できる。POSシステムと連携することで、購入金額に応じたポイントの発行も可能となっている。

実店舗では、会員カードを発行するよりも、スマートフォンに会員を集めてECと連動させたいというニーズが高まっている」(林雅也副社長)とみており、連携機能を付けることにした。

導入には、同社が提供するECサイト構築パッケージ「ecbeing」でECサイトを構築する必要があるほか、50万円程度の費用がかかる。

通常、ECサイトと実店舗を連携させるシステムを作ろうとすると、1000万円単位の費用が必要だが、当社のシステムを利用することで安価にO2O(オンラインツーオフライン)の施策が可能になる」(同)としている。

・ECサイト構築パッケージ「ecbeing」
http://www.ecbeing.net/

ソフトクリエイトのプレスリリース
http://www.softcreate.co.jp/rs_up/pdf/press/sofpr201206011656.pdf

※記事内容は紙面掲載時の情報です。
※画像、サイトURLなどをWeb担当者Forum編集部が追加している場合もあります。
※見出しはWeb担当者Forum編集部が編集している場合もあります。
※週刊『日流eコマース』は、2011年6月23日より『日本ネット経済新聞』へとリニューアルしました。

この記事の筆者

「日本ネット経済新聞」は、インターネットビジネスに関連する宅配(オフィス配)のニュース情報紙です。日々変化するネット業界の情報をわかりやすく詳しく伝え、新しいビジネスヒントを提供していきます。前身のネット通販専門紙「週刊日流eコマース」(2007年1月創刊)の取材活動で培ってきた情報ネットワークをさらに拡大し発展させています。

このコーナーでは、日本ネット経済新聞編集部の協力により、毎号からピックアップしたEC関連のニュースや記事などをお届けしていきます。

→日本ネット経済新聞についてもっと詳しく知りたい

テーマ別カテゴリ: 
記事種別: