グループサイトやサテライトサイトからコンバージョンにつなげる ―― リマーケはドメインをまたぐ

グループサイトやサテライトサイトもシナリオ設計の対象範囲だとする。
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この記事は、書籍 『新版 SEM:リスティング広告 Googleアドワーズ&Yahoo!リスティング広告 Web担当者が身につけておくべき新・100の法則。』 の第7章「リターゲティング広告で見込み顧客を取り込む法則」を、Web担の読者向けに特別に公開しているものです(本書について)。

リマーケティングはドメインをまたぐことが可能

自社サイト以外に、グループサイトやサテライトサイト(メインのサイトとは別に運営されている細分化されたサイト)を持っているなら、シナリオ設計の対象範囲に、それらのサテライトサイトも検討に入れたい。リマーケティングは、ドメインをまたいで活用することが可能だからだ。

例えば、ECサイトとは別に情報サイトがある場合、おそらく情報サイトからECサイトに誘導する導線を用意しているはずだ。Googleアナリティクスなどのアクセス解析ツールを利用していれば、情報サイト経由での流入がビジネスに貢献しているかどうかも可視化できる。

そんな導線を補完するために、リマーケティングを活用できる。情報サイトの特定のページにリマーケティングタグを設置し、広告のリンク先URLをECサイトの特定のページに設定することで、情報サイトの訪問者をECサイトへ集めることができるのだ。

明確な目的を持って設置する

グループサイトやサテライトサイトを活用する際に特に注意したいのは、やみくもにリマーケティングタグを設置すればいいというものではないということだ。トラフィックが多いサイトがあるからという理由でリマーケティングタグを設置すると、ターゲットユーザーのリストがあいまいなものになってしまう。法則82で述べたように、「誰に」「何を」見せるべきかがぶれてしまわないように気を付けたい。

情報サイトを見たユーザーをECサイトに誘導する

情報サイトを持っているのなら、情報ページにリマーケティングタグを設定すれば最終的なゴールであるECサイトへ誘導することも可能だ。
  • 新版 SEM:リスティング広告 Googleアドワーズ&Yahoo!リスティング広告 Web担当者が身につけておくべき新・100の法則。
  • 寳 洋平、岡本 典子、齊藤 康祐 著
  • ISBNコード
    978-4844332695
  • インプレス
    書籍詳細情報

この記事は、書籍 『新版 SEM:リスティング広告 Googleアドワーズ&Yahoo!リスティング広告 Web担当者が身につけておくべき新・100の法則。』 の内容の一部を、Web担向けに特別にオンラインで公開しているものです。

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この記事の筆者

寳 洋平

アユダンテ株式会社、SEMコンサルタント。Web/紙媒体コンテンツの企画・編集・ライターからSEMの世界へ。2006年より株式会社クロスリスティング入社、ソリューショングループマネージャーとして、大手通販サイトを中心に継続的なリスティング広告の運用支援を手がける。2010年より現職。Googleアナリティクスを活用し、リスティング広告の設計・運用、およびコンサルティングを行っている。Google AdWords認定(検索広告/ディスプレイ広告/レポートと解析)、Yahoo!リスティング広告認定プロフェッショナル、Google アナリティクスIQ保持。なお、「検索エンジンとソーシャルメディア」を研究テーマに据え、ソーシャルメディアの活用支援も行う。

岡本典子

購買支援サイトを運営する株式会社ベンチャーリパブリックで、約60万件の旅行商品を扱う検索・比較ポータルサイト「Travel.jp」(トラベル・ジェーピー)のSEM運用を2005年より担当。キーワード選定から広告作成、入札管理、分析までを一貫して行う。著書に『SEM:検索連動型キーワード広告 Googleアドワーズ&Overtureスポンサードサーチ対応 Web担当者が身につけておくべき新・100の法則。』(共著、インプレスジャパン)がある。

齊藤康祐

株式会社ベンチャーリパブリック

マーケティンググループ。前職ではトランスコスモス株式会社にて大手金融、不動産会社を中心にリスティング運用コンサルティングに従事。現職ではショッピング検索サイト「coneco.net」(コネコネット)のマーケティング業務全般を担当。著書に『SEM:検索連動型キーワード広告 Googleアドワーズ&Overtureスポンサードサーチ対応 Web担当者が身につけておくべき新・100 の法則。』(共著、インプレスジャパン)がある。

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