検索した時にヒットする件数が多いキーワードほどSEOが難しいというのは本当ですか?

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誰もが実践できるSEO。でも意外と間違った認識を持っている人も多いのでは?
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検索した時にヒットする件数が多いキーワードほどSEOが難しいというのは本当ですか?

検索結果のヒット件数とSEOの難易度はまったく関係がありません。たとえば、Yahoo!で1万件ヒットするキーワードよりも、1,000万件ヒットするキーワードの方がSEOが難しいわけではありません。

検索結果のヒット件数とSEOの難易度が比例関係になるためには、「すべてのページが等しくSEOを実施している」という前提条件が成立しなければいけません。しかし現実には、すべてのウェブサイト(ページ)がSEOをしているわけでもなければ、同じ手法を用いているわけでもなく、さらに言えば1万件ヒットしてもそのうち9,950ページはSEOも何も考えていないケースがほとんどでしょう。したがって検索結果のヒット件数はSEOの難易度を表していません。

SEOの難易度は、対象キーワードに対してどれだけ多くのサイトが意識的にSEOを実施しているかによって決定します。検索結果のヒット件数が1,000件に満たなくても、それが商業的に魅力的なキーワードであれば、みんながそのキーワードでの最適化を施すのでSEOでランキング上位に表示するのは難しくなってきます。

※記事の内容は、執筆時点のものです。検索エンジンの仕様は頻繁に変わるため、将来においてもこの内容がそのまま該当することは保証できません。

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この記事の筆者

渡辺 隆広

株式会社アイレップ サーチエンジンマーケティング総合研究所 所長。1997年より検索エンジン業界に従事し、日本発のSEOサービスを開始。2005年アイレップSEM総合研究所の所長に就任。SEO/SEM関連のイベントやセミナーで多数の講演を行うほか、さまざまなメディアにて執筆活動を行う。

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