はてなとヤフーが連携、「はてなブックマーク」にヤフーの自然言語処理モデルのAPI導入

不穏当なコメントが掲載される問題にヤフーの「建設的コメント順位付けモデル」で対応
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コンテンツプラットフォーム運営のはてなとヤフーは、両社が連携し、はてなのソーシャルブックマークサービス「はてなブックマーク」に、ヤフーの深層学習を使った自然言語処理モデル(AI)のAPIを7月19日に導入した、と同日発表した。「人気コメント」に不穏当なコメントが掲載される問題への対応策となり、建設的なコメントを表示しやすくした。

ヤフーがはてなブックマークに提供するAPIは、ヤフーの「Yahoo!ニュース コメント」の健全化を目的にしたコメント評価の独自技術「建設的コメント順位付けモデル」。「客観的で、必要であれば根拠を提示している」「新たな考え方や解決策、見識を提供する」などの条件を満たしている建設的なコメントをスコアリングし、高スコアを上位表示する。

はてなは、はてなブックマークの人気コメントにさまざまなコメントが表示されるための施策として、6月に算出アルゴリズムを変更した。今回、ヤフーのAPIの導入で建設的コメントの順位付けモデルの要素をアルゴリズムに加え、健全性をさらに改善。攻撃的だったり不謹慎だったりするコメントの表示を抑え、建設的なコミュニケーションの場にする。

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