NECとマクロミルが生活者データの利活用分野で協業開始、AI活用ソリューション開発

生活者データの不足項目補完・拡充と本音に近い生活者の選好傾向分析の実証実験推進
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NECと、マーケティングリサーチ事業のマクロミルは、生活者データの利活用分野での協業を4月に始めた、と6月12日発表した。企業向けの人工知能(AI)を活用した先進的なマーケティングソリューションを共同開発する。生活者データの不足項目の補完・拡充と、本音に近い生活者の選好傾向分析の実証実験を進めている。2019年のサービス開始を計画する。

NECは先端のAI技術群「NEC the WISE」を展開し、マクロミルは90ヵ国9000万人以上のパネルネットワークを保有。提携で消費者のインサイト(深層心理)を捉えられるようにする。生活者データ不足項目の補完・拡充はマクロミルが独自収集した生活者データにNECの「顧客プロフィール推定技術」を活用し、詳細プロフィルや購買情報など実績データを補う。

本音に近い生活者の選好傾向分析は、マクロミルが実施する会場調査にNECの「遠隔視線推定技術」などセンシングを使い、目に留まったポイントや視聴滞留時間を可視化して行う。マクロミルが持つ生活者データと、NECの予測分析自動化技術を生かした企業のマーケティング活動での高度なサポートも検討。新たな生活者データの利活用事業を開発する。

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