マンガ「Web担当者 三ノ宮純二」- 第10話:数字のダークサイド

出向先で無事業務をまっとうした三ノ宮。一週間後に戻ってみると、Webの売上がゼロになっていた…。
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田中常務の命により業務提携先の不動産会社に出向していたWeb担当者・三ノ宮。無事業務をまっとうし、一週間後に戻ってみると、自分の部署のWebの売上がゼロになっていた…。

第11回に続く

まとめ

某ショッピングモールが躍進した理由のひとつは、「うちのサイトで買えないものはない」と会長が大風呂敷を広げたように、当時の同業者と比較して圧倒的だった「商品点数」が集客力となったことです。

SEOの黎明期ということもあり、商品点数=商品名となり、レアものやプレミア商品まで含めた「分母」がアクセス数を稼ぎ出しました。そしてこの手法は今でも業界によっては有効で、掲載商品点数に比例してアクセス数は稼げ、そこからビジネスチャンスは生まれます。

経営を安定させるために数的管理は必須です。

商品点数、コンテンツを分母としてこれを増やせば安定的なアクセスを稼ぐことができます。つまり三ノ宮のとった行動は間違いではなく、数字の回復も実例をベースにしたものです。しかし、数字は万能ではありません。

最終回まであと2回。三ノ宮は……ダークサイドへと。

この記事の筆者

原作:宮脇睦(みやわき・あつし)

プログラマーを振り出しにさまざまな社会経験を積んだ後、有限会社アズモードを設立。制作、営業の双方の現場を知ることからWebとリアルビジネスの融合を目指した「営業戦略付きホームページ」を提供し、一業種一社、制作案件は足立区内のみという営業施策をとっている。本業の傍らメールマガジン「マスコミでは言えないこと」を発行。好評を博す。著書に『Web2.0が殺すもの』『楽天市場がなくなる日』(ともに洋泉社)、『月刊宝島』などに寄稿。

http://www.as-mode.com/

作画:牧岡ちかひで

元はお堅い経理マン、初めて応募した新人漫画賞で佳作受賞。まぐれ当たりが人生の分かれ道、脱サラして漫画家に人生軌道修正。一般、広告からお色気まで森羅万象、この世のすべてを漫画にするのが秘めたる野望。「子作りからあの世まで」をモットーに、地図の無いマンガ街道をただ今邁進迷走中!!

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