キーワードの出現頻度は5%前後が良いと聞きますが、その真相は?

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キーワードの出現頻度は5%前後が良いと聞きますが、その真相は?

キーワード出現頻度の最適値というのは存在しません。5%や7%、3%というのも定量的根拠がない数値です。さらにいえば、10年前の(現在と比較して)単純だったアルゴリズムを実装した検索エンジンへの最適化であれば出現頻度に気を配ることは相応の意味がありましたが、今日のように数百以上のアルゴリズムでランキングを算出する検索エンジンにおいて、キーワードの出現頻度を調整することのインパクトがほぼ皆無です。出現頻度の調整に時間を費やすことは時間の無駄ですので、ユーザーに対して伝えたい情報がきちんと伝わる文章を書くこと(コンテンツを作ること)を心がけましょう。

ちなみに、○%という数値を挙げる情報を提供しているサイトは、その根拠として、検索結果上位50件のサイトを調査して、キーワード出現頻度の平均値を算出した結果を出していることが大半ですが、そもそも「ランキング」と「キーワード出現頻度」という2つの変数でもって“因果関係”を導こうというその分析手法が間違っています。

※記事の内容は、執筆時点のものです。検索エンジンの仕様は頻繁に変わるため、将来においてもこの内容がそのまま該当することは保証できません。

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この記事の筆者

渡辺 隆広

株式会社アイレップ サーチエンジンマーケティング総合研究所 所長。1997年より検索エンジン業界に従事し、日本発のSEOサービスを開始。2005年アイレップSEM総合研究所の所長に就任。SEO/SEM関連のイベントやセミナーで多数の講演を行うほか、さまざまなメディアにて執筆活動を行う。

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