PayPayが不正利用対策強化でクレジットカード本人認証サービス「3Dセキュア2.0」対応

カード会社にあらかじめ登録した通知先でワンタイムパスワードを受け取って本人認証
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スマートフォン決済事業のPayPay(ペイペイ)は、同社の決済サービスアプリ「PayPay」でクレジットカードの本人認証サービス「3Dセキュア2.0(EMV 3Dセキュア)」に対応した、と9月21日に発表した。カード会社にあらかじめ登録した通知先でワンタイムパスワードを受け取り本人認証する。PayPayアプリのバージョンv3.57.0以降で対応した。

登録したパスワードで本人認証する従来の「3Dセキュア1.0」に比べてパスワード忘れの心配がなく、より安全・スムーズに本人認証できる。クレジットカードが本人認証サービスで「3Dセキュア2.0」に対応しているかは、クレジットカード会社で確認する必要がある。従来の3Dセキュア1.0での認証は順次終了する予定。

PayPayは不正利用対策で、利用するスマホ以外の端末からのアクセスにSMS(ショートメッセージサービス)で通知する2要素認証や、金融機関口座を登録する際の「eKYC」を導入してきた。不正利用発生率は0.001%(21年1月1日~12月31日)で、不正利用被害額ではカードの500分の1以下だが、3Dセキュア2.0対応でさらに強化した。

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