わずか5分。新LINE Messaging APIでbotを作ってみた手順全公開

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サービス概要やLINE BOT APIからの変更点の紹介記事はコチラ

今回は実際にbotを作ってみながら、正式版で利用できるようになったメッセージタイプを試してみたいと思います。

以下紹介する5ステップをそのまま真似ることで、まったく知識ない方でもLINE Messeaging APIを使ったbotが作れます。ぜひぜひトライしてみてください。

1. LINE Messaging APIの利用登録

アカウントの取得はLINEのビジネス向けポータルサイト「LINE BUSINESS CENTER」 から、利用登録を行います。

ボタンが2つ表示されますが、今回は軽く触ってみる程度なので右側の「Developer Trial」を選択します。

>> https://business.line.me/ja/services/bot

2. LINE@の設定

ビジネスアカウントの登録とMessaging APIの利用登録が終わったら「LINE BUSINESS CENTER」アカウントリストから「LINE@MANAGER」を選び、Messaging APIの設定を行います。
(利用登録の流れで「LINE@MANAGER」を選択してもかまいません)

アカウント設定 > bot設定 でまずは「APIを利用する」を選択します。

次に

  • Webhook送信 「利用する」
  • 自動応答メッセージ 「利用しない」

に設定しましょう。

3. LINE Developers の設定

LINE@の設定が終わったら今度はAPIの設定を行います。

左メニューの下の方にある「LINE BUSINESS CENTER」を選択。「アカウントリスト」から「LINE Developers」を選びましょう。
(LINE@のBot設定ページにある「LINE Developersで設定する」リンクでもかまいません)

ここではまず「Webhook URL」を設定します。

https://[自分の任意のアプリ名文字列].herokuapp.com/callback.php
(後でherokuというサービスを利用して作りますので仮でかまいません)

次に「Channel Access Token」を発行してメモしておきましょう。

4. サーバーアプリを用意する

今回も、テスト用サーバーとしてherokuというサービスを利用します。サインアップの手続きを進めてアカウントを作りましょう。

>> https://www.heroku.com/

アカウントができたら(Create New Appの画面まで行ったらアカウントはできています)、下のボタンを押してテストアプリを設定して下さい。


  • AppNameにSTEP3で設定した「自分の任意のアプリ名文字列」
  • Config Variables の LINE_CHANNEL_ACCESS_TOKEN にSTEP3でメモした「Channel Access Token」

を入れてDEPLOYしましょう。

5. 完成です

はい! たったこれだけの手順で完成です。早い人なら5分でできちゃいますよね。

さっそくLINEで友達に追加して話しかけてみましょう。

最初に何か話しかけると、
今回追加になったYES/NOタイプのメッセージ
こんにちわ 何かご用ですか?(はい/いいえ)と返してくれます。

そこで「はい」を選ぶと画像と選択肢付のメッセージが返ってきます。
(予約する/電話するは押しても何も起こらないようになっています)

さらに「違うやつ」を選ぶとカルーセルで3つの画像付きメッセージを返してくれます。

この3種類が新しく追加になったメッセージタイプです。

やってみたまとめ

どうでしょうか。

公式サイトのデモ動画にもありますが新しく追加になったメッセージタイプで単に文字の会話だけではない、画像+選択肢の様なわかりやすい表現ができるようになっています。

これと従来の会話をメッセージを組み合わせることでコミュニケーションの幅が広がりそうですね。

APIを利用するまでの手順もだいぶ洗練されて来た様に感じましたので、前回のBot Trial では躊躇していた人も今回は本腰を入れてみてもいいのではないでしょうか。

ではではー。

by Hiramatz
ニフティでブログ/ホームページサービスのサイト企画・運用、USENでグルメサイトの企画を経て、株式会社BITAではディレクションを担当。新しいマーケティングテクノロジーにはいち早く食いつきたいタイプ。

「BITA デジマラボ」掲載のオリジナル版はこちらわずか5分。新LINE Messaging APIでbotを作ってみた手順全公開

この記事の筆者

AI(人工知能)やbotなどの最新技術とマーケティングの現場をつなぐLedge.ai(旧デジマラボ)の出張所です。

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